「左団扇で暮らす」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
左団扇で暮らす
【読み方】
ひだりうちわでくらす
【意味】
左手で団扇を使いながら気楽に毎日を送るということで、生活の苦労がなく、のんきに暮らすたとえ。
ちょっと羨ましいけど、それぞれの生活に合った幸せがあるんやろうね。
【語源・由来】
日本人の多くの人が、右利きであり、右利きの人が左手で団扇をあおぐと、どうしても右手のように素早くあおぐことができない。そこから慌てていない、あくせく働く必要がない、余裕があってゆったりしているという意味になった。
【英語訳】
to live in ease and luxury
with one’s daughter living a life of shame
live in clover
「左団扇で暮らす」の解説
「左団扇で暮らす」ということわざはね、とても楽で心配事のない生活をしている様子を表す言葉だよ。この「左団扇」というのは、昔の日本で、何もしなくても生活できるほど楽な状態を示すために使われる道具、団扇を持っている様子から来ているんだ。
団扇を左手で持って扇ぎながら、のんびりと過ごす様子を想像してみて。それがどれだけ楽で心地よいかを表しているんだね。つまり、「左団扇で暮らす」は、何も心配することなく、とても快適で楽な生活をしているという意味なんだよ。
例えば、仕事をせずにたくさんのお金があって、好きなことだけして過ごせる人のことを指す時に使うことができるね。こんなふうに、物事に煩わされずにゆったりとした時間を過ごすことを、このことわざで表現するんだ。
「左団扇で暮らす」の使い方
「左団扇で暮らす」の例文
- 考案した鉛筆が大量に売れ残っていたが、SNSで評判になり、一気に在庫がなくなり左団扇で暮らせるようになった。
- 息子が子役として人気が出て、CMの契約が決まり、左団扇で暮らせるくらい稼げるようになった。
- 宝くじが当たって、左団扇で暮らすお金ができたが、今まで通り、地道に生きていくことにした。
- 彼は左団扇で暮らしているので、心にも余裕があり、怒ったところを見たことがない。
- 早期退職して、左団扇で暮らすために、いま、あくせく働いている。
まとめ
大きな会社のお嬢様で、世の中の汚いこととは無縁で両親に愛情を注がれて育ってきたような女性は、外見だけではなく心も清らかである人が多いので、そういう人に出会うと、左団扇で暮らしてみたいなと思う。
この言葉は、経済的な心配が全く必要なく、のんびりと安楽に過ごせる状態を指すことが多いね。