「聖も時に遇わず」の意味(類義語)
【ことわざ】
聖も時に遇わず
【読み方】
ひじりもときにあわず
【意味】
聖人であっても世に受け入れられず、不遇に終わることがあるということ。
「聖」は、徳を積んだ高僧。
なるほどなあ。つまり、どんなにええ人でも、時代や状況が合わんかったら、その良さがわかられへんこともあるってことやな。
ええことをしても、その時の世の中が受け入れてくれへんかったら、ちょっとかわいそうやけど不遇な目に遭うこともあるんやね。時間や場所って、ほんま大事やな。
・孔子も時に会わず
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「聖も時に遇わず」の解説
カンタン!解説
「聖も時に遇わず」っていうことわざはね、とってもいいことをして、人から尊敬されるようなすごい人でも、時と場所が合わなければ、うまくいかないこともあるっていう意味なんだよ。
たとえばね、すごく賢くて、みんなのためにいいことをたくさんしている人がいるとするよ。でも、その人がいる場所や時代がそのいい行いを評価してくれなかったら、その人はなかなか認められないこともあるんだよ。そういう時、その人は不運だとか、世間に受け入れられないと感じることがあるんだね。
このことわざは、「世の中って不思議で、どんなに素晴らしい人でも、時と場所が合わないと、その良さが生かされないこともあるんだよ」と教えてくれているんだ。
だから、「聖も時に遇わず」っていうのは、どんなに徳を積んだすばらしい人でも、世の中の流れやタイミングによっては、その価値が認められないことがあるっていうことを言っているんだよ。だから、時と場所の重要さを思い出させてくれることわざなんだね。
「聖も時に遇わず」の使い方
あんなに立派な人でも出世できないのね。
聖も時に遇わずってことだよね。運も大事ってことだね。
運も実力のうちっていうけど、運のいい無能な人ばかり重用されている気がする。
だからこの国は駄目になっていくんだな。
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「聖も時に遇わず」の例文
- 偉大な発明家である彼の技術に時代が追い付かず、聖も時に遇わずのように世に受け入れられなかった。
- 美術館に飾られているような芸術家は、生前ほとんど認められず聖も時に遇わずであることが多い。
- その科学者は聖も時に遇わずで、彼の功績は亡くなった後にようやく認められた。
- 彼の著作は後世になってから大きな影響を与え、聖も時に遇わずの例としてよく知られる。
- 彼の努力は認められず不遇の時を過ごし、聖も時に遇わずという状況だったが、ようやく日の目を見る時が来た。
たとえ聖人のような人でも、その時代や場所に適していなければ、適切に評価されないこともあると教えている言葉なんだよ。