【ことわざ】
火に油を注ぐ
【読み方】
ひにあぶらをそそぐ
【意味】
火が燃えているときに油を注ぐことで、さらに勢いが強まることから、勢いの盛んなものがさらに勢いづくことのたとえ。
本来は、その結果が望ましくないときに使う。
【語源・由来】
燃えている火に油を注ぐと、さらに燃えることが由来。
【類義語】
・駆け馬に鞭(かけうまにむち)
【英語】
Bring oil to the fire.(火のある所へ油を持ってくる)
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「火に油を注ぐ」の使い方
さっき友達が先生に怒られていたから、僕は助けようと思ったんだ。
それで、なにをしたの?
他にも同じことをしていた人がいたと先生に話したら、その人たちも呼ばれてみんな怒られることになってしまったよ。
先生の怒りに、火に油を注いでしまったのね。
「火に油を注ぐ」の例文
- 兄の発言が火に油を注ぐことになって、母の怒りが高まってしまった。
- 弟は怒られているときに揚げ足を取るから、火に油を注ぐことになる。
- 反対運動が盛んな時に、代表のスキャンダルが発覚したので、反対運動は火に油を注ぐようなことになった。
- ついうっかり口を滑らせてしまって、火に油を注いでしまった。
よい結果につながったことや、人気が出たり、楽しく盛り上がったりしたことに使うのは誤り。
「わが社の新商品は、火に油を注いだように人気が出て、追加注文が大きく増えている。」
「コンサート会場はサプライズゲストの登場で、火に油を注いだような盛り上がりを見せた。」
などと使うのは誤り。
「わが社の新商品は、火に油を注いだように人気が出て、追加注文が大きく増えている。」
「コンサート会場はサプライズゲストの登場で、火に油を注いだような盛り上がりを見せた。」
などと使うのは誤り。