【ことわざ】
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
【読み方】
ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし
【意味】
重い荷を背負って長い道のりを歩み続けるように、人生は苦労の連続なので忍耐が大切ということ。
【語源・由来】
「徳川家康遺訓」冒頭の一節。
【出典】
「論語」にある「 曾子曰く、士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦重からずや。死して後に已む。亦遠からずや、と。」を基にしたことば。
【英語訳】
Life is a journey with a burden.
The world is a long journey.
The life of man is a winter’s day and a winter’s way.
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「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」の使い方
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しという言葉を遺した家康は、8歳から19歳まで人質として暮らしていたんだって。
そうなのよ。10年以上も、しかも多感で親の愛情が必要な時期によ。多大な苦労をして大きくなって、天下人になった家康だからこその言葉よ。
天下人になるには、苦労に対する忍耐が必要なんだね。
そうよ。大勢の人の上に立つという事は、楽なことじゃないのよ。我慢が必要なんだから。
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し」の例文
- 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しというように、忍耐強くなくてはこの会社では、上を目指すどころか続けていくことができないぞ。
- 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しという言葉の通り、長くつらい秘書生活を経て、ようやく国会議員になれたので、国民の思いを背負って頑張ろう。
- 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しというように、忍耐強ければ、世の中何とかなる。
- 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しという言葉にあるように、急がず焦らず、冬の寒さに耐え忍ぶように生きていけば必ず春が来る。
- 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しとはまさに「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」と表現された家康らしい忍耐の言葉である。