「深い川は静かに流れる」の意味(類義語・対義語・英語)
【ことわざ】
深い川は静かに流れる
【読み方】
ふかいかわはしずかにながれる
【意味】
思慮深い人は無意味に騒ぎたてることなく、悠然と行動するというたとえ。
静かな川の流れのように、見た目は穏やかでも、その下ではしっかりと力強く流れてるってわけや。
【類義語】
・食い付く犬は吠え付かぬ
・上手の鷹が爪隠す
・大賢は愚なるが如し
・大賢は愚に近し
・大巧は巧術なし
・大巧は拙なるが若し
・大才は愚の如し
・大智は愚の如し
・大知は知ならず
・鳴かない猫は鼠捕る
・鼠捕る猫は爪隠す
・能ある鷹は爪を隠す
・能ある猫は爪隠す
・猟する鷹は爪隠す
【対義語】
・空き樽は音が高い
・浅瀬に仇波
・能無し犬の高吠え
・能無し犬は昼吠える
・光るほど鳴らぬ
・吠える犬は噛みつかぬ
・痩せ犬は吠える
【英語】
・Still waters run deep.
・Be still, ane have will.
「深い川は静かに流れる」の解説
「深い川は静かに流れる」ということわざは、深い川が表面上は穏やかに見えるのに対して、実際にはその深さによって強い流れが存在することを表しているんだよ。このたとえを使って、人についても同じように表現することがあるよ。つまり、思慮深く、内面が豊かな人は、表面上は静かで控えめかもしれないけれど、その内面には強い感情や深い考えが流れているという意味だね。
このことわざは、表面的な騒ぎや感情の表現だけで人を判断してはいけない、という教えも含んでいるよ。静かで穏やかな人でも、内面ではしっかりとした考えを持ち、深く物事を理解して行動していることを示しているんだ。だから、「深い川は静かに流れる」という言葉を使うときは、冷静で、かつ内面的に豊かな人物を表現していることが多いんだね。
「深い川は静かに流れる」の使い方
「深い川は静かに流れる」の例文
- 周りにどんなに因縁をつけられようとも、深い川は静かに流れるのだから、悠然とした態度でいるべきだ。
- 深い川は静かに流れるというのだから、きっと寡黙な彼にも考えが有るに違いない。
- あまりそう騒々しくしていると稚拙に見えてしまうよ。深い川は静かに流れるというだろう。
- 深い川は静かに流れるというが、彼女はどんな事があってもどんと構えている。
これは、内面が豊かで深い人は、表面上は静かで落ち着いていることが多いという比喩だね。