「言い勝ち功名」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
言い勝ち功名
「言い勝ち高名」とも書く。
【読み方】いいがちこうみょう
「言い勝ち」は、相手に負けずに盛んにしゃべること。
【意味】良い意見を言うよりも、多少筋の通らない意見でも口数が多い方が周りを説得しうるということ。
ああ、なるほどな。つまり、「たくさんしゃべる人が結局は評価される」ってことやな。
ちょっと理解しづらい意見でも、ようしゃべる人の方がみんなに認められることが多いんやな。だから、自分の考えがあっても黙ってたら意味ないんや。ちゃんと声に出して、人に伝えなあかんってことやな。
【類義語】
・言い勝ち功名一揆の寄り合い
・言わぬ事は聞こえぬ
【対義語】
・言わぬは言うに勝る
・言わぬが花
・雄弁は銀、沈黙は金
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「言い勝ち功名」の解説
カンタン!解説
「言い勝ち功名多」っていうことわざはね、話す量が多い人や、よくしゃべる人の意見が、最終的には多くの人から支持されてしまうっていう意味なんだよ。
たとえば、クラスの議論で、本当はちょっと筋が通っていないような意見でも、その人がすごくたくさん話すから、結局はその人の意見が採用されちゃうみたいな状況を表しているんだ。
だから、「言い勝ち功名多」っていうことわざは、「黙っていては、どんなに素晴らしい意見でも、人に伝わらないよ」と教えているんだよね。つまり、自分の意見をしっかりと声に出して、他の人に伝えることが大切っていうことを教えているんだよ。
「言い勝ち功名」の使い方
言い勝ち功名というけど、日本人は慎み深く口数が少ない人が多いわよね。
アメリカ人は言い勝ち功名の考えが主流だよね。
訴訟大国で言ったもん勝ちなところもあるわよね。
日本人の慎み深さは嫌いじゃないんだけどな。
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「言い勝ち功名」の例文
- 口は禍の元と教えられたが言い勝ち功名ともいう。どうすれば良いのか。
- 言い勝ち功名よりも、的確なタイミングで端的な言葉を一言発する方が人の心を動かす気がする。
- 口が重い彼は損をする。言い勝ち功名というから、どんどん思いを言葉にした方が良い。
- 言い勝ち功名というなら関西人は勝ち組だな。
- 話しまくって言い勝ち功名というように勢いで相手を押せば、何となく納得してくれるよ。
これは、自分の考えや意見を声に出して伝えなければ、たとえそれが良い意見であっても、人々には伝わらないという教訓なんだ。