「辞譲の心は礼の端なり」の意味(出典)
【ことわざ】
辞譲の心は礼の端なり
【読み方】
じじょうのこころはれいのたんなり
【意味】
辞退して人に譲る精神は礼のめばえということ。
【出典】
「孟子」
「辞譲の心は礼の端なり」の解説
「辞譲の心は礼の端なり」っていう言葉はね、「他の人に物事をゆずったり、遠慮したりする気持ちって、お礼や感謝を示す気持ちの始まりなんだよ」という意味だよ。
「辞譲」っていうのは、自分が何かを受け取ることを遠慮することや、人に道をゆずるというようなことを言うんだ。「礼の端」っていうのは、お礼や感謝の気持ちが始まるところ、つまり礼儀正しい態度をとることの最初のステップっていう意味だよ。
例えばね、誰かが「これ、あげるよ」と言ってくれたときに、「いいよ、いらないよ。ありがとう」と言って受け取らないこと。これは「辞譲」って言うんだ。そして、その「ありがとう」という言葉が「礼の端」、つまりお礼や感謝の気持ちの始まりなんだよ。
この言葉は、人との関係で大切なことを教えてくれているんだね。人に対して思いやりを持って、遠慮することができる人は、お礼や感謝の気持ちもちゃんと表せる人なんだよ。それってとっても大切なことだね。
「辞譲の心は礼の端なり」の使い方
「辞譲の心は礼の端なり」の例文
- あおり運転なんてもってのほか。辞譲の心は礼の端なりというから道を譲る。
- 辞譲の心は礼の端なりを常に心に留めているので、急いでいたがベビーカーの人にエレベーターを譲る。
- ゆとりゆっくり譲り合いを全人類が守れば、辞譲の心は礼の端なりといわれるように道徳心に満ちた素敵な世界になるだろう。
- 道徳的に正しい人間になりたいので、辞譲の心は礼の端なりという譲る精神から始めてみる。
- 大事なおもちゃだったが弟に譲ると、辞譲の心は礼の端なりと父さんがほめてくれた。
礼儀正しい行動の基本は、他人を思いやる心から始まるんだね。