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【十月の投げ木】の意味と使い方や例文

十月の投げ木

「十月の投げ木」の意味

意味【ことわざ】
十月の投げ木

「十月の投げ付き」ともいう。

【読み方】
じゅうがつのなげき

【意味】
陰暦の十月のころは、木を放り投げておいても根付くくらい移植に最適な時期だということ。

ことわざ博士
「十月の投げ木」というのは、昔の農法に基づく言葉で、旧暦の十月(現在のグレゴリオ暦でおおよそ11月から12月にあたる)は植木などの樹木を植えるのに最も良い時期だとされているんだ。

この時期は何を植えても上手くいく、ということを表している言葉なんだよ。

助手ねこ
ほな、そういうことかい。つまり、十月ってのは木が根付きやすいスゴイいい時期ってことやな。今で言うと、冬に向かうちょうどいい季節に、木を植えたらバッチリ育つってわけや。昔の人は経験からそういうのをよー知ってたんやろな。

要はタイミングが大事ってことやね。ちょうどええ時にやったら、何をしてもうまくいく、ってことかいな。

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「十月の投げ木」の解説

カンタン!解説
解説

「十月の投げ木」というのは、昔の農法に関する知識を表す言葉で、陰暦の十月(今の暦でいうとだいたい11月から12月ごろにあたる)の時期は、木がとても育ちやすい時期ってことを言っているんだ。

この時期には、木の枝を適当に切って土に挿しても、簡単に根が張って木が成長するくらい、木を植えたり移植したりするのにとても良い条件が揃っているってわけ。だから、「投げ木」というのは、文字通りに木の枝を地面に投げておくだけで育つ、という意味で使われているんだよ。

この言葉は、木を植えるのに最も良い時期を教えるために使われたり、もっと広い意味で、物事にはそれぞれ最適なタイミングがあるということを示すために使われたりするんだね。

「十月の投げ木」の使い方

ともこ
この木の場所を変えたいな。
健太
十月の投げ木というから今が最適だね。
ともこ
思い切ってずぼっとぬいてずかっと植えちゃおうかな。
健太
今を逃すと来年になるしね。
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「十月の投げ木」の例文

例文
  1. 十月の投げ木といわれるから、卒業記念の木を三月ではなく十月に植樹する。
  2. この木は天皇がお手植えされたもので、十月の投げ木ではなく五月だったが、職員が丹精込めて世話をしているのですくすく成長している。
  3. 木を植えるなら、昔から十月の投げ木というから十月だ。
  4. 木の苗を買いたいが、十月の投げ木だから買うべきは今ではない。
  5. 健太くんはグリーンフィンガーだから、十月の投げ木に従う必要はない。

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