「蟪蛄春秋を識らず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
蟪蛄春秋を識らず
【読み方】
けいこしゅんじゅうをしらず
【意味】
短命であること。また、世間知らずであること。
その短い生涯の中で、広い世界を知ることは難しいやろうな。このことわざは、その蝉を例にして、短い命や経験の少なさで世の中をよく知らないことを表現してるんやな。
【語源・由来】
蝉は短命で、春と秋を知らない意から。
【出典】
「荘子」
「蟪蛄春秋を識らず」の解説
「蟪蛄春秋を識らず」という言葉は、生きている期間が短い、または経験が浅いことから、広い世界や多くの経験を知らないことを表す言葉だよ。
この言葉の中の「蟪蛄」とは、夏の蝉のこと。蝉は生涯が短く、夏の間だけしか生きないから、春や秋のことは知らないとされているんだ。それをもとに、この言葉は「短い期間しか知らない」や「経験が浅い」という意味で使われることが多いよ。
たとえば、ある人が特定の分野や事情についての知識や経験が少ないとき、その人の意見や考えを指して「蟪蛄春秋を識らず」と言うことがあるよ。このように、ある状況や背景を理解していない人の考えや行動に対して使われることが多い言葉だね。
「蟪蛄春秋を識らず」の使い方
「蟪蛄春秋を識らず」の例文
- そんなこともしらないのか。蟪蛄春秋を識らずだな。
- 健太くんは、切符の買い方を知らない蟪蛄春秋を識らずなお坊ちゃんだ。
- 蟪蛄春秋を識らずであるともこちゃんが一人暮らしとは、不安しかない。
- 彼の一族は蟪蛄春秋を識らずなので、毎日を大事に生きている。
- 地球の歴史に比べれば人間は蟪蛄春秋を識らずで、一瞬の命だ。
だから「蟪蛄春秋を識らず」っていうのは、自分の知ってることしか知らないって意味で使われることが多いんだよ。自分の経験や知識が狭いことの喩えとして使われるんだ。