「桂馬の高上がり」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
桂馬の高上がり
【読み方】
けいまのたかあがり
【意味】
身分や実力に伴わないような、不相応な出世をすると、失敗する恐れがあるというたとえ。
【語源・由来】
桂馬とは、将棋の駒のこと。
桂馬は変則的に前の駒を飛び越えて進ことができる。
しかしむやみに進み過ぎてしまうと、身動きが取れなくなってしまい、歩などの餌食になってしまうことから。
【類義語】
・桂馬の高飛び歩の餌食(けいまのたかとびふのえじき)
・桂馬誇って歩兵の餌となる
【英語訳】
The higher the ape goes the more he show his tail.
A status since it went up to the unsuitable status, ability does not follow and goes wrong.
「桂馬の高上がり」の解説
「桂馬の高上がり」っていう言葉はね、盲目的に、考えもせずに行動してしまうと、本来なら弱いと思われる相手にも負けてしまったり、トラブルになったりすることを示しているよ。それと同時に、自分に合わない、ちょっと大きすぎる役職や地位になってしまうことを言ってるんだ。
ちょっとゲームの話をすると、将棋には「桂馬」という駒があって、特定の動きしかできないんだ。この「桂馬」が無理に高い位置に移動しようとすると、他の駒に簡単に取られちゃうことがあるの。それを例えて「桂馬の高上がり」と言うんだよ。つまり、焦って無理をすると、後で困ることになることがあるよ、という教えが込められているんだね。
「桂馬の高上がり」の使い方
「桂馬の高上がり」の例文
- 新入社員の彼は瞬く間に昇進したが、桂馬の高上がりだったようだ。
- 彼女は主役に抜擢されたけれど、経験がまだ足りなかったようだ。桂馬の高上がりということか。
- 意欲があることは認めるが、それほど早く出世をしてしまっては、桂馬の高上がりになってしまうよ。
- 同期の中で一番早く出世した彼は、桂馬の高上がりだったようで、大きな失敗をしてしまったようだ。
まとめ
認められたリ、出世するということは、すばらしいことですね。
しかし、桂馬の高上がりというように、実力が伴っていないのに不相応な出世をしてしまうと大変なことになってしまうかもしれませんね。
日々努力を続けることが大切ですね。
それを元に、人の行動や立ち位置に対して、軽率に先走ると危険にさらされる、あるいは、自分の能力や資質に合わない高い地位や役職に就くと周りとの調和が取れずに困難に直面するという意味で使われるんだ。