「賢者ひだるし伊達寒し」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
賢者ひだるし伊達寒し
【読み方】
けんじゃひだるしだてさむし
【意味】
世間と違う生活をする者はつらい目にあうということ。また、やせ我慢の愚かさを笑う言葉。
「ひだるし」は、ひもじい。空腹の意。「伊達」は、「伊達の薄着」の略。着ぶくれで不格好になるのを嫌い、薄着で我慢すること。
なるほど!賢者さんは頭良すぎて、普通のこと気にせんで飯もちゃんと食べられへん時があるんやな。伊達者は、カッコよく見せたくて、寒くても薄着するから、冷え冷えするってことやね。
世間の常識や流行に流されず、自分らしい選択をする人は、時々大変な目にあうけど、その分、他の人とは違った道を歩むんやろな。
【語源・由来】
賢者は利益を求めないため貧しいことが多く、粋を好むものは見栄を張り薄着で寒い思いをする意から。
【類義語】
・遠慮ひだるし伊達寒し
・軍者ひだるし儒者寒し
【スポンサーリンク】
「賢者ひだるし伊達寒し」の解説
カンタン!解説
「賢者ひだるし伊達寒し」っていうことわざは、賢い人はお金を持ってないからごはんに困ったり、おしゃれ好きの人はかっこいい姿を見せたいから薄着をして寒くなったりする、っていう意味なんだよ。
要するに、普通じゃない行動をする人は、ちょっと大変なことがあるっていうことを教えてるんだ。
例えばね、お金をかけずに勉強ばかりしてる人は、ごはんをちゃんと食べられなかったりすることがあるよね。また、おしゃれをしていて、寒いのに薄着をしてると、その人は寒い思いをすることもあるんだ。このことわざは、そういう「特別な行動をする人は大変なこともあるよ」ということを伝えてるんだよ。
「賢者ひだるし伊達寒し」の使い方
人と違うことがしたいな。
賢者ひだるし伊達寒しというわよ。
苦労するなら人並みでいいや。
健太くんの志はその程度なの?
【スポンサーリンク】
「賢者ひだるし伊達寒し」の例文
- 真冬に半袖短パンが粋なのか?まさに賢者ひだるし伊達寒しだ。
- 人と違うと賢者ひだるし伊達寒しとなる。この国は出る杭は打たれる悲しい国だ。
- ギフテッドはその才能を生かせず、賢者ひだるし伊達寒しという結果になることが多かったので国が庇護することを決めた。
- 鳥肌が立ってるじゃないか。我慢しないで厚着をすればいいのに、賢者ひだるし伊達寒しで愚かだ。
- お腹がなっているよ。お腹が減っていないなんてやせ我慢はよしなさいよ。賢者ひだるし伊達寒しでみっともない。
それを元に、一般的でない行動や選択をする人は困難に直面することが多い、という教訓を持っているんだ。