「喧嘩過ぎての棒乳切り」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
喧嘩過ぎての棒乳切り
けんかすぎてのぼうちぎり
【意味】
時機が過ぎて役に立たないもののこと。
後の祭りってやつやね。ちょっと遅すぎる感じで、もう意味ないってことやな。
【語源・由来】
喧嘩が終わってから棒を持ち出しても手遅れであることから。
【類義語】
・火事あとの火の用心
・六日の菖蒲十日の菊
・葬礼帰りの医者話
「喧嘩過ぎての棒乳切り」の解説
「喧嘩過ぎての棒乳切り」っていう言葉は、ケンカがもう終わった後で、役に立たない武器やアクションを持ち出すことを指すんだよ。実際にはケンカで使えそうな棒を持ってくるのが遅すぎて、もう役に立たない、っていうこと。
たとえばね、友達同士で小さなケンカがあったとして、そのケンカが終わった後に「じゃあ、もし次何かあったらこの棒で守るよ!」みたいなことを言うのが、この言葉の例だね。
このことわざのポイントは「時機を逸して効果がない」ということ。つまり、ちょっと遅すぎて、その行動や手段がもはや意味をなさないときのことを言っているんだ。要するに、タイミングを逃すと、どんなに力を持っていても、それが役に立たないことを教えてくれる言葉なんだよ。
「喧嘩過ぎての棒乳切り」の使い方
「喧嘩過ぎての棒乳切り」の例文
- 知事が自衛隊に派遣要請を出したらしいが、喧嘩過ぎての棒乳切りだ。なぜもっと早く決断しない。
- 助っ人がくるようだが、喧嘩過ぎての棒乳切りで今更来られても困る。
- 結婚してから婚約指輪をもらっても喧嘩過ぎての棒乳切りじゃない。もらっておくけど。
- クリスマスが終わるとクリスマスグッズが安くなるが、喧嘩過ぎての棒乳切りだと思い買わない。
- もっと早く来てくれれば現行犯逮捕できたのに。犯人が逃げてから来ても喧嘩過ぎての棒乳切りだよ。
「喧嘩過ぎての棒乳切り」の文学作品などの用例
なるほど学者の仕事はとかく喧嘩過ぎての棒ちぎりになる場合が普通である。(寺田虎彦の空想日録より)