「孤父の戈を以て牛矢を钃す」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
孤父の戈を以て牛矢を钃す
【読み方】
こほのほこをもってぎゅうしをさす
【意味】
本当の価値が分からないこと。高貴な人が身分にふさわしくない卑しいことをすること。
「孤父」は、よい戈の産地。「牛矢」は、牛の糞。「钃す」は、刺す。
「孤父の戈を以て牛矢を钃す」ということわざは、非常に価値のある物や高貴な人を、その真の価値を理解せず、また身分にそぐわない場面や行動で使うことを指しているんだよ。
なるほどぉ。それはつまり、高級な包丁を使ってプラスチックのおもちゃを切るようなことをするってことやな。もったいないし、ちゃんとその価値をわかってないってことやろ。
高い地位の人が、ちょっとしたことで手を汚すみたいな。このことわざ、大事なものの価値をちゃんと理解して、適切に扱おうってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
孤父産の立派な戈で汚い牛の糞を刺す意から。
【出典】
「荀子」
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「孤父の戈を以て牛矢を钃す」の解説
カンタン!解説
「孤父の戈を以て牛矢を钃す」っていう言葉はね、大切なものや立派なものを、ちょっともったいないような使い方をすることを表しているんだよ。
考えてみてね、すごく高価な、特別な剣で、ただの牛のうんちを刺すなんて、ちょっともったいなくない?それと同じで、すごく価値のあるものや人が、ちょっともったいない使い方をされたり、ちょっと身分不相応なことをしたりすることを指しているんだ。
「孤父」っていうのは、特定の場所で作られたすごく立派な「戈」(剣のような武器)のこと。「牛矢」は牛のうんちのこと。だから、このことわざは、大切なものをちょっともったいないようなことに使ってしまうことを、分かりやすく言っているんだよ。
「孤父の戈を以て牛矢を钃す」の使い方
いつも特売の肉だから、良い肉が食べたいな。
健太くんは孤父の戈を以て牛矢を钃すような人だからもったいないわよ。
違いがわかる男だよ。
水道水とミネラルウォーターの区別がつかないじゃない。
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「孤父の戈を以て牛矢を钃す」の例文
- 孤父の戈を以て牛矢を钃す君には伝統芸能の良さが理解できないだろうな。
- 王族にトイレ掃除をさせるなんて、孤父の戈を以て牛矢を钃すじゃないか。いいのかな。
- 偉大な教授先生に家庭教師をお願いするなんて、孤父の戈を以て牛矢を钃し失礼にあたるんじゃないかな。
- 孤父の戈を以て牛矢を钃す人が、投資のために高級時計を買い漁るのが許せない。
- 宝石を身につけている人は、実は孤父の戈を以て牛矢を钃すことが多い。