「乞食の系図話」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
乞食の系図話
【読み方】
こじきのけいずばなし
【意味】
言ってみたところで始まらない愚痴を言ったり、見栄を張ること。
あー、それは、今の自分の状況が良くないから、昔の良かった時代の話をして気を紛らわせようとするんやな。
でも、それを聞いても、今の状況が良くなるわけやないし、実際は何の役にも立たへんってことか。感傷にひたるだけで、実際の解決にはならへんんやな。
【語源・由来】
乞食が落ちぶれる以前の自分の家系の自慢話をする意から。
【類義語】
・乞食の由緒立て
・乞食の世にあり話
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「乞食の系図話」の解説
カンタン!解説
「乞食の系図話」っていう言葉はね、昔の自分の家族の話や自分がどんな素晴らしい家族から来ているかを自慢する乞食の人の話をイメージしているんだ。でも、今は乞食になっちゃってるから、その自慢話はあんまり意味がないっていうこと。
例えばね、昔はすごくお金持ちだったけど、今はお金がない人が、「昔はこんなに豪華な生活してたんだよ」と自慢するのは、今の状態と合わないから、ちょっと変だよね。それがこのことわざのイメージ。
だから、「乞食の系図話」は、今の状況と合わない、意味がない自慢話や愚痴を言ってる人を指して使われることが多いんだよ。言っても、今の状態には何の役にも立たない話、っていう意味があるんだね。
「乞食の系図話」の使い方
父さんが酒を飲みながら、乞食の系図話をつぶやいているよ。
聞いていてうざいけど、家でしかこぼせない愚痴もあるわよね。
本人も乞食の系図話ってわかっているようだしね。
言わないとやってられないこともあるわよね。
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「乞食の系図話」の例文
- 幼馴染ですべてを知っている私に、乞食の系図話をしてもしょうがないだろうに。
- 乞食の系図話をいう暇があるなら、理想の自分に近づける努力をした方が良い。
- 世が世なら殿様だったなんて、乞食の系図話をいってもしょうがない。現実君は庶民で殿ではない。
- 乞食の系図話を語ると後が大変だ。自分を大きく見せすぎると小ささが際立つ。
- こんなところで乞食の系図話をぐちぐち言っているようでは、自分は現状打破できない愚か者ですと言っているようなものだ。
しかし、その話は現状とは関係がなく、実際には役に立たないことを言っているだけ、という意味があるんだよ。