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「之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となる」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となる
【読み方】
これをもちうればすなわちとらとなりもちいざればすなわちねずみとなる
【意味】
人が才能を発揮するか否かは、重用するかどうかによるということ。
自分の力を発揮するための環境を見つけることも、大事なんやね!
【出典】
「東方朔」の「答客難」
【語源・由来】
人は重要な地位を与えられれば虎のように勢いづき活躍するが、用いられなければ鼠のようにコソコソと逃げかくれするという意から。
【類義語】
・時に遇えば鼠も虎になる
「之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となる」の解説
「之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となる」という言葉は、人のすごい力や才能は、その人がどう活用されるか、どんな場面や役割で使われるかによって、本当に輝くかどうかが決まるってことを教えてくれる言葉なんだよ。
例を想像してみてね。サッカーチームにすごく上手な選手がいるとしよう。でも、その選手をベンチに座らせっぱなしにしてたら、その選手のすごさは見られないよね。でも、ピッチに出して大事な試合でプレイさせたら、その選手はまるで猛虎のように強く、すごいプレイを見せてくれる。
このことわざは、人はチャンスや大事な役割を与えられたとき、本当の力を発揮することができるようになるということ。でも、そのチャンスがなければ、その人のすごさは知られることなく、ちっぽけな存在として終わってしまうかもしれないってことを言っているんだよ。
つまり、人の能力や才能は、どう使われるかによって、本当の価値がわかるってことなんだね。
「之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となる」の使い方
「之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となる」の例文
- 一度の失敗で閑職に追いやるのは社員の無駄遣いだ。之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となるといい、リベンジする機会を与えないと能力を発揮できない。
- 之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となるというから、ごますりして重用してもらう。
- プライドなんか捨てて権力におもねる。之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となるというから、出世のためなら何でもする。
- お世辞を言ってこびへつらい重用してもらう。之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となるというように、才能を最大限にいかすには必要なプロセスだ。
- 之を用うれば則ち虎となり用いざれば則ち鼠となるというから、あの子をリーダーに抜擢してみよう。思いがけない才能を発揮するかもしれない。