「衣を染めんより心を染めよ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
衣を染めんより心を染めよ
【読み方】
ころもをそめんよりこころをそめよ
【意味】
表面ばかりで心が伴わないことへの戒め。
「衣」は、僧衣。
「衣を染めんより心を染めよ」ということわざは、ただ外見を整えるだけでなく、内面や心の成長や修行が大切であるという教えを示しているんだよ。
ああ、それはつまり、外見だけキレイにしても、心が成長してなかったら意味ないってことやな。衣服は色々な色に染められるけど、もっと大切なのは、自分の心を良い方向に染め上げることや。
ちゃんと心の中も磨くことが大切ってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
墨染の僧衣を着ていても、仏道修行に精進しなければ真の僧とは言えないことから。
【類義語】
・頭剃るより心を剃れ
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「衣を染めんより心を染めよ」の解説
カンタン!解説
「衣を染めんより心を染めよ」っていうことわざは、見た目だけにとらわれず、中身を大切にしようっていう意味なんだよ。
考えてみてね、お坊さんの服(これを「僧衣」というんだよ)を真っ黒に染めても、それだけで心の中がきれいになるわけじゃないよね。心の中で、きちんと学びや修行をして、人として成長しなきゃ、本物のお坊さんとは言えないんだ。
これは、他のことにも言えることで、何かのスキルや知識を見せびらかしても、その中身や心構えが伴ってなかったら意味がないんだ。外見や見せかけだけでなく、本当の心の成長や人としての成熟を目指すことが大切っていう教えなんだよ。
だから、このことわざは「見た目だけじゃなく、心の中もきれいにしよう」と教えてくれてるんだ。大切なのは、外見だけじゃなく、心の中の成長や美しさなんだよね。
「衣を染めんより心を染めよ」の使い方
参考書を買ってみたんだ。
衣を染めんより心を染めよというわよ。参考書を買うだけじゃ合格しないわよ。
受験生としての自覚をもって勉強に励まないとだめだよね。
その心構えが大事よ。
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「衣を染めんより心を染めよ」の例文
- 何事も衣を染めんより心を染めよだ。心を磨くことが一番大事だ。
- 反省を態度で示せと先生に言われたが、衣を染めんより心を染めよだ。表面ではなく心からの反省をこれから示す。
- 政治家は口先では良いことをいうが心が伴わない。衣を染めんより心を染めよというように、心から有権者のことを思い政治を執り行うべきだ。
- 中学生の制服を着ていても、中身が小学生のままだと論外だ。衣を染めんより心を染めよ。もっとしっかりするべきだ。
- 弁護士バッチをつけているだけでは駄目なんだ。衣を染めんより心を染めよといい、弁護士としての心構えを身につけなくてはいけない。