「孝は百行の本」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
孝は百行の本
「孝は百行の基」ともいう。
【読み方】
こうはひゃっこうのもと
【意味】
親孝行はすべての行いの基本だ。
「百行」は、すべての行いの意。
あー、わかったわかった。それはつまり、「大きな問題に取り組む前に、まずはその周りの小さな問題から解決していこう」ってことやな。
城の中心に行く前に、まずはその周りの堀を埋めるような感じやね。一歩一歩、じっくりと取り組んでいくスタイルやな。
「白虎通徳論」
【類義語】
・孝は万善の本
・孝悌は仁を為すの本
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「孝は百行の本」の解説
カンタン!解説
「孝は百行の本」という言葉は、「白虎通」っていう古い文献から出てきてるんだよ。この言葉の意味は、孝行はすべての良い行いや行動の基本、つまり根っこであるってことを伝えているんだ。
言い換えれば、「孝は百行の基」とも言えるんだよ。これは、100の良い行動や行いがあったとして、その一番大切な基本や土台が「孝行」っていうこと。孝行がしっかりしている人は、他のいろんな良い行動も自然とできるようになるという考え方なんだね。
つまり、自分の親に感謝したり、尊敬したりする気持ち、つまり孝行の心がしっかりしていれば、他のたくさんの良い行動や考え方も身につくっていうことを教えてくれているんだよ。
「孝は百行の本」の使い方
健太くんは自分のことばかり考えているわね。もう少し親孝行について考えてみたら?
自分がしっかり自立して親の心配をなくすことが親孝行につながると考えて、自分磨きに余念がないんだよ。
孝は百行の本を知らないのかと思ったら、意外と考えているのね。
僕も孝は百行の本だと思っているからね。全ては両親のためですよ。
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「孝は百行の本」の例文
- 孝は百行の本というから、面倒がらずに丁寧に介護する。
- 青春時代は恋に部活に勉強に忙しい時期だが、孝は百行の本だから親孝行もする。
- 孝は百行の本を守っている人は素敵な人だと思う。
- 正しい人間でありたいと思い、孝は百行の本だからと親孝行を一生懸命やっていたら、彼女にマザコンと罵られた。
- 孝は百行の本というくらい親孝行は大事なことだ。親孝行ができない人は、他のことも満足にできないだろう。
「孝は百行の本」の文学作品などの用例
支那人は孝を百行の本として、最大の善行と認める。忠孝と併称も、支那では孝が國家なり社会なりの基礎となって居る。歴代の政府は、何れも孝行を獎勵する。(桑原隲蔵の支那人の文弱と保守より)
要するに、人が善く行動するための第一歩は、親への感謝や尊敬の気持ち、孝行心から始まると言われているんだ。