「孝は妻子に衰う」の意味(出典)
【ことわざ】
孝は妻子に衰う
【読み方】
こうはさいしにおとろう
【意味】
妻子を持つとそちらが優先となり、親孝行の心が薄れるということ。
親孝行をいつまでも忘れないようにという教え。
ほんまにそやな。子供や奥さん、旦那さんとかの愛情は大事やけど、それで親への感謝を忘れちゃあかんよな。
親には大変な思いをしてもらってるわけやから、親孝行の心、しっかり持ち続けることが大事やね。このことわざ、心に留めとかなあかんわ。
【出典】
「説苑」
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「孝は妻子に衰う」の解説
カンタン!解説
「孝は妻子に衰う」っていう言葉は、家族を持ったら、つまり奥さんや子供ができたら、その家族への愛情が一番になってしまって、自分の親への感謝や尊敬の気持ち、つまり「孝行」の心が弱くなってしまうことがあるよ、という意味なんだよ。
つまり、奥さんや子供との楽しい時間や生活に夢中になるあいだに、自分の親への感謝の気持ちを忘れてしまうことがあるんだ。この言葉は、そうならないように気をつけて、親への感謝の心をいつも持ち続けてほしいっていう教えなんだよ。
だから、家族と楽しい時間を過ごすのも大切だけど、それと同時に自分の親への感謝の気持ちも忘れずに、親孝行を続けていこうっていうことを伝えているんだね。
「孝は妻子に衰う」の使い方
兄さんが結婚して姑の母さんより、奥さんの味方になっているよ。
孝は妻子に衰うというし、お兄さんの家庭の平和のためには致し方ないことだと思うわ。
でも母さんが寂しそう。
とはいえ親孝行は大事だから、奥さんのいない所でこっそり親孝行に励むしかないわね。
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「孝は妻子に衰う」の例文
- 孝は妻子に衰うというが、自分の家を建てたら両親の家まで建てかえる余裕はさすがにない。
- 結婚しても親孝行な息子でいてください。孝は妻子に衰うというけどそうならないでね。
- 孝は妻子に衰うものだけど、親孝行の気持ちは忘れてはいけない。親が無ければ君は生まれてこなかったのだから。
- 結婚すると孝は妻子に衰うように妻や子供優先になるが、良心への気遣いや心配りはできるだけ忘れない。
- 孝は妻子に衰うといい、子供の受験で頭がいっぱいで親孝行のことをすっかり忘れていた自分を責める。
親への感謝や孝行の心は、家族を持っても忘れてはならない大切なことだと、このことわざは教えているんだ。