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【崑山の下、玉を以て鳥を抵つ】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

崑山の下、玉を以て鳥を抵つ

「崑山の下、玉を以て鳥を抵つ」の意味(出典・語源由来)

意味【ことわざ】
崑山の下、玉を以て鳥を抵つ

【読み方】
こんざんのもと、ぎょくをもってからすをうつ

【意味】
価値のあるものでも量が多いと価値がなくなるということ。

「崑山」は、中国西方の伝説上の崑崙こんろん山。美玉の産地として有名。「麗水」は、湖北省にある川の名。砂金で有名。
ことわざ博士
「崑山の下、玉を以て鳥を抵つ」ということわざは、どれだけ価値のあるものであっても、それが過剰にあればその価値が減少する、という意味を持っているんだよ。
助手ねこ
ほんまやな。たとえば、ゴールドの釘打ちハンマーが山ほどあっても、それほど特別感がなくなるんやな。

大切なものでも、たくさんあると逆にありがたみが減っちゃうんやね。これは、大事なものの価値をきちんと理解することの大切さを教えてくれる言葉やな。

【出典】
劉子新論りゅうししんろん

【語源・由来】
美玉を産出する崑崙山のふもとでは、鳥を撃ち落とすにも玉を投げるという意から。

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「崑山の下、玉を以て鳥を抵つ」の解説

カンタン!解説
解説

「崑山の下、玉を以て鳥を抵つ」っていうのは、何かがすごく貴重でも、それがたくさんある場所にいたら、その価値が下がってしまう、っていう意味のことわざなんだよ。

例えばね、みんなが持ってないおもちゃが1つだけあると、それはすごく特別で貴重に感じるよね。でも、そのおもちゃがたくさんある場所に行ったら、みんながそれを持って遊んでいたら、もうそんなに特別じゃなく感じることがあるよね。

「崑山」っていうのは、昔から宝石や美しい石がたくさんあると言われている山のことで、「玉」というのはその美しい石のこと。この山の近くには、その美しい石がたくさん落ちているから、そこに住んでいる人たちは、たとえ鳥を追い払う時でも、その美しい石を投げるんだって。つまり、たくさんの宝石がある場所では、宝石も普通の石のように感じてしまうっていうことを言ってるんだよ。

だから、このことわざは「たくさんあると、大事なものも普通のものに感じてしまうことがあるよ」っていう教えを伝えているんだね。

「崑山の下、玉を以て鳥を抵つ」の使い方

ともこ
原油の産出量を調整しているんですって。
健太
崑山の下、玉を以て鳥を抵つっていうもんね。
ともこ
儲けたい時は高くできるんだから、産油国って最強ね。
健太
原油に代わるエネルギーが発見されたら世界のヒエラルキーが大きく変わるね。
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「崑山の下、玉を以て鳥を抵つ」の例文

例文
  1. 崑山の下、玉を以て鳥を抵つとなるから、デビアス社がダイヤモンドの産出量を調整している。
  2. 供給過多になれば崑山の下、玉を以て鳥を抵ち、価格は下がる。
  3. 希少だから高いのであって、崑山の下、玉を以て鳥を抵つというようにたくさんあれば値崩れする。
  4. ウナギの稚魚が増えれば、崑山の下、玉を以て鳥を抵つように値が下がる。
  5. 美男美女が多い世の中になれば、崑山の下、玉を以て鳥を抵つみたいに価値が下がるんだろうか。

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