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【紅炉上一点の雪】の意味と使い方や例文(出典・語源由来)

紅炉上一点の雪

「紅炉上一点の雪」の意味(出典・語源由来)

意味
【ことわざ】
紅炉上一点の雪

【読み方】
こうろじょういってんのゆき

【意味】
迷いや邪念が心から消え去ること。

ことわざ博士
「紅炉上一点の雪」ということわざは、火の上に置いた雪がすぐに溶けるように、人の私欲や不安、迷いがすぐに消え去ることを表しているんだよ。
助手ねこ
ほー、それはつまり、火の上の雪みたいに、ちょっとしたことで私たちの迷った気持ちや欲望がパッと消えちゃうってことやな。

ちょっとした刺激や気づきで、もやもやしてた気持ちがスッキリすることもあるんやな。

【出典】
続近思録ぞくきんしろく

【語源・由来】
火が真っ赤におこっている囲炉裏に一点の雪をおけばたちまち溶けることから。

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「紅炉上一点の雪」の解説

カンタン!解説
解説

「紅炉上一点の雪」っていう言葉は、「続近思録」という古い中国の本から来てるんだよ。

この言葉をイメージすると、赤く熱された炉の上に一つの雪の粒が落ちたら、すぐに溶けてなくなっちゃうよね。この言葉は、そんな風に、私たちの中にある欲や迷い、悩みが、すぐに消えてしまうような状態を表しているんだ。

つまり、どんなに強く欲したり、迷ったり、悩んだりしていることがあっても、それが瞬時に消え去る、無くなるっていうことを示しているんだ。まるで、強く焦点を当てられた熱の中で、雪がすぐに溶けてしまうように、人の心の中の欲や迷いも、強い意志や認識の中で、すぐに消えてしまうことができるってことだよ。

例えば、物欲やお金への欲求が強くなったとき、それが突然無くなったり、何かに迷っていたことが一瞬でクリアになったりすることをこの言葉で表現することができるんだ。心の迷いや悩みが、瞬時に晴れることの美しさや清々しさをこの言葉は伝えてくれているよ。

「紅炉上一点の雪」の使い方

健太
ずっとともこちゃんのことを疑っていたんだけど、紅炉上一点の雪となったよ。
ともこ
疑いが晴れて良かったわ。でも、疑われるようなことをしたかしら。
健太
怪しい行動が多かったんだ。
ともこ
普段通りだったけどな。疑い過ぎて目が曇っていたんじゃないの?
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「紅炉上一点の雪」の例文

例文
  1. 先生の一言で進路が決まり、紅炉上一点の雪になった。
  2. 紅炉上一点の雪のように、迷いは消えて心からすっきりした。
  3. さっきまで悩んでいたのが嘘のように、紅炉上一点の雪となった。
  4. 悩み相談センターに電話して、紅炉上一点の雪になり自殺をやめることにした。
  5. 彼に相談すると、一瞬で紅炉上一点の雪になるが相談料がべらぼうに高い。

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