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【巧遅は拙速に如かず】の意味と使い方や例文(類義語・対義語・英語訳)

【ことわざ】
巧遅は拙速に如かず

【読み方】
こうちはせっそくにしかず

【意味】
たとえ出来がよかったとしても、遅いよりは、下手でも速いほうがいいということ。

【語源・由来】
兵法家孫子が、
「戦争はたとえ戦術がまずかったとしても、素早く行動して早く終わらせることが大切である。」
と説いた言葉に基づく。

「孫子・作戦」には「兵は拙速を聞くも未だ巧みの久しきを睹(み)ざるなり」とあり、
「文章軌範・有字集序」には「巧遅は拙速に如かず」とある。

【類義語】

【対義語】
・急がば回れ(いそがばまわれ)

【英語訳】
It’s better to be brisk and slapdash than painstaking but slow.

「巧遅は拙速に如かず」の使い方

健太
ともこちゃんは、もう準備ができているかい?
ともこ
あと少しで記事が完成するわ。
健太
学級新聞コンクールの〆切までに、なんとしても間に合わせなきゃね。
ともこ
そうね。巧遅は拙速に如かずで〆切には間に合わせなきゃ。

「巧遅は拙速に如かず」の例文

  1. 次のデザインは期日に間に合うように仕上げてもらいたい。巧遅は拙速に如かずだ。
  2. 計画をもう少し練りたいけれどとにかく実行にうつそう。巧遅は拙速に如かずだからね。
  3. もっと細かいところまで仕上げたいけれど、それでは〆切に間に合わない。巧遅は拙速に如かずだ。
  4. この仕事は巧遅は拙速に如かずだから、期日に間に合うように仕上げてくれるだけで十分だ。
速いけれど、出来が悪いものの言い訳をするために使うのは誤りなので注意が必要。
「巧遅は拙速に如かずというので、多少の間違いは仕方のないことでしょう。」
などと使うのは誤り。

まとめ

どれほど上手に仕上げたとしても、期日に間に合わなければ困ることがあるのではないでしょうか。
時には、巧遅は拙速に如かずというように、下手でも速さを求められることもあるのですね。


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