「乞食にも門出」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
乞食にも門出
【読み方】
こじきにもかどで
【意味】
すべてのことにはそれに応じた儀式や作法があるということ。旅に出る時や新しいことをするとき、だれでも前途を祈り祝うものだということ。
「乞食にも門出」という言葉は、社会的な地位や身分に関係なく、人それぞれの大切な瞬間や行事には、相応の礼や儀式が存在するということを示すことわざだよ。
うん、その通り!つまり、どんなに地位や身分が低いとされる人でも、彼らの大事な瞬間は尊重されるべきだってことやね。
人はそれぞれの生き方や価値観があるから、それを尊重するのは当然だと思うわ。
【語源・由来】
乞食でさえ旅立つときにはそれなりの祝い事をするという意から。
【類義語】
・乞食にも袋祝い
・乞食も身祝い
・紙子にも襟祝い
・山伏にも門出
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「乞食にも門出」の解説
カンタン!解説
「乞食にも門出」という言葉は、簡単に言うと、どんなに地位やお金がない人でも、大切な時や特別な時は、その人なりの方法や形でお祝いや準備をするんだよ、っていう意味だよ。
例えばね、クラスの友達が誕生日を迎えたとき、お金持ちの子が大きなプレゼントを持ってくるかもしれないけど、お金がない子でも手作りのカードや小さなお菓子を渡してお祝いすることがあるよね。それと同じで、大事な時はみんな自分なりの方法で心を込めて祝うんだよ。
このことわざは、どんな人でも、大切な瞬間や出来事には、自分のやり方できちんとした準備や祝いをするってことを教えているんだよ。
「乞食にも門出」の使い方
卒業式のお祝いをしましょうね。
そんなのいらないよ。
乞食にも門出というから、することに意味があるのよ。
そういうもんなのかな。
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「乞食にも門出」の例文
- 結婚式は小規模でもした方が良いわ。乞食にも門出よ。
- 家を出る時は火打石でお清めをしているが、効果が分からない。しかし、乞食にも門出というからやめるわけにはいかない。
- 留学する彼を祝おう。乞食にも門出というから盛大にだ。
- 感染症蔓延で卒業式がなくなりそうになったが、乞食にも門出だ祝ってあげたいという教師の思いから開催された。
- 人生には乞食にも門出のように、節目節目に色んな儀礼がある。