「薬人を殺さず、医師人を殺す」の意味(語源由来)
【ことわざ】
薬人を殺さず、医師人を殺す
「医師は人を殺せど薬人を殺さず」ともいう。
【読み方】くすりひとをころさず、くすしひとをころす
【意味】
物に罪はなく、それを用いる人に罪があるということ。
「薬人を殺さず、医師人を殺す」ということわざは、もし薬が悪影響をもたらしたとしても、その原因は薬そのものにあるわけではなく、それを調合や処方した医者の責任だという意味だよ。
なるほどな!つまり、薬そのものは良いものでも悪いものでもなく、それをどう使うか、誰がどう使うかで結果が変わるってことやな。
例えば、料理の材料だけが悪いわけやなくて、その料理を作る人の腕前や方法によって美味しくなるか不味くなるかが決まるのと一緒やな。大切なのは使い方やその人の判断やね。
【語源・由来】
医師が薬の処方を誤ると人を殺すことがあるという意味から。
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「薬人を殺さず、医師人を殺す」の解説
カンタン!解説
「薬人を殺さず、医師人を殺す」という言葉は、ツールや道具自体が悪いわけではなく、それをどう使うか、どう扱うかによって結果が変わる、という考えを示しているんだ。
簡単に言うと、例えば、ナイフは料理をするのに役立つけど、それを悪く使えば危険な武器にもなるよね。同じように、薬も正しく使えば人を救うことができるけど、間違った使い方や過剰な量で使ってしまうと、人を傷つけたり、最悪の場合、命を奪うことになる。
だから、この言葉は「薬が悪いわけじゃない。それをどう扱うか、どう使うかが大切」ということを教えてくれてるんだ。薬が良くも悪くもなるのは、それを使う医者や人による、ってこと。人の命や健康に関わることだから、特に医者はその使い方や判断がとても重要だということを強調しているんだね。
「薬人を殺さず、医師人を殺す」の使い方
処方箋ミスで人が亡くなったね。
薬人を殺さず、医師人を殺すって本当ね。
薬の副作用は怖いけど、適切に使えば病気が治るありがたいものなのにね。
医師と薬剤師で二重チェックがなされるはずなのに、機能しなかったのかしら。
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「薬人を殺さず、医師人を殺す」の例文
- 核兵器は多くの犠牲者を出す恐ろしい兵器だが、薬人を殺さず、医師人を殺すように、核の傘になり平和につながると考える人もいる。
- クローン技術は臓器移植など多くの人を救う可能性があるものだが、それを悪用する人がいて倫理的に認められていない。薬人を殺さず、医師人を殺すというやつだ。
- 炭水化物が悪者のように言われているが、薬人を殺さず、医師人を殺すで摂取しすぎる人間が悪いんだ。
- タバコには罪はない。薬人を殺さず、医師人を殺すで、マナーが悪い喫煙者が悪い。
- ダイナマイトは、元々は工事を簡単にしようという思いやりから生まれた。薬人を殺さず、医師人を殺すというように、戦争に使ってしまった人間が悪いのであってダイナマイトに罪はない。