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【楔を打ち込む】の意味と使い方や例文

楔を打ち込む

「楔を打ち込む」の意味

意味【ことわざ】
楔を打ち込む

【読み方】
くさびをうちこむ

【意味】
敵陣に攻め入って敵の勢力を二分する。また敵の勢力の中に自分の勢力を打ち立てる。

「楔」は断面がV字形をした木・石・金属などでつくった道具。組み合わせた木などに打ちこんで離れないようにしたり、木や石を割ったり、重い物を押し上げたりするのに用いる。
ことわざ博士
「楔を打ち込む」ということわざは、二つの意味があるんだよ。

一つ目は、敵の中に進入して、その力を分断すること。または、他の勢力の中に自分たちの土台を作ることだ。二つ目は、親しい人たちの関係に何らかの邪魔やトラブルを持ち込むことを指すんだ。

助手ねこ
つまりは、1つ目は、相手の中に入り込んで、バラバラにするか、自分の場所をしっかり作ること。そして、2つ目は、仲良しの間にちょっとしたトラブルや邪魔ごとを起こすってことやな。

このことわざは、ちょっとした手の内や計略を教えてくれるような言葉やね。

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「楔を打ち込む」の解説

カンタン!解説
解説

「楔を打ち込む」っていう言葉は、2つの大きな意味があるんだよ。

1つ目の意味は、敵のグループや組織の中に入って、そのグループを2つに分けるようなことをすること。または、他のグループの中に自分たちの土台や基盤を作ることを言うんだ。想像してみてね、木の中にくさび(楔)を打ち込むと、その木は2つに分かれてしまうよね。それと同じような感じだよ。

2つ目の意味は、仲良しの人たちの間に何か邪魔やトラブルを持ち込むこと。たとえば、親友同士がいて、その間に噂やうわさを広めると、2人の関係が悪くなることがあるよね。そのような邪魔をすることをこの言葉で表現するんだ。

ちなみに、「楔を打つ」と短く言うのは、正しくないんだよ。正確には「楔を打ち込む」と言うべきなんだ。覚えておくといいね!

「楔を打ち込む」の使い方

健太
ともこちゃん、彼が楔を打ち込んだせいで、僕ら二人の関係がぎくしゃくしてしまったよね。
ともこ
そうね。ちょと健太くんに対して不信感を抱いてしまったわね。
健太
そうでしょう?楔を打ち込まれても、僕はともこちゃんを信じているよ。ともこちゃんも僕を信じてくれないかな。
ともこ
そうね。私が、健太くんにだまされるわけがないものね。私たちは変わらず親友よ。
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「楔を打ち込む」の例文

例文
  1. 大手メーカーが独占している市場に、弱小企業のわが社が楔を打ち込む
  2. 両者の間に楔を打ち込むチャンスを狙っている。
  3. なぜあの二人は、いまだに親密なんだ、もう一度、彼らの間に新たな楔を打ち込まなければならない。
  4. まず敵陣に楔を打ち込み気勢をそぐことから始めよう。
  5. 祖父が、ついに堪りかねたようで、憤然として彼のお喋りの中へ楔を打込みました。
  6. 彼は、相手チームの結束力を裂こうと楔を打ち込んだ。

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