【ことわざ】
無くて七癖
「無くて七癖、有って四十八癖」を省略したもの。
「無くて」=無いとしても。
【読み方】
なくてななくせ
【意味】
人はだれでも、癖があるので、ないように見える人でも七つぐらいは、癖があるものだ。
【類義語】
・難なくして七癖
・人に七癖我が身に八癖
・人に一癖
・人に一癖馬に馬癖
【英語】
Every man has his faults.
Every man has his own peculiar habits.
Everyone has his foibles.
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「無くて七癖」の使い方
健太君、宿題終わった?まだじゃないの?
え~、ともこちゃんお母さんみたいなこと言わないでよ~。
え~とか、よ~とか、だらしなく語尾を伸ばすのって、健太君の癖だよね。
そう言うともこちゃんこそ、無くて七癖って言葉がピッタリくるよ。何も癖がないように見えて、お母さんみたいに世話を焼く癖がさ!
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「無くて七癖」の例文
- 無くて七癖とは良く使われる言葉ですが、周りの人に指摘された、無意識に行っている自分の癖をいくつか挙げて下さい。
- 無くて七癖と言うけれど、あの人の場合、二十癖くらいあるよね。いやもっとあるかな。
- 誰にでも無くて七癖あるらしいが、私にはひとつも思い当たるところがない。
- 人はだれでも、無くて七癖で、よく観察すると、くせが見えてくる。父は怒るとびんぼうゆすりをするくせ、母は機嫌がいいときは鼻歌を歌うくせがある。
- プロ野球選手のプレイを見ていると、人の癖は無くて七癖どころかもっとたくさんあるものだと思った。
- 癖を個性と捉えてみれば、無くて七癖とはなかなか悪いものでもありません。