「情けの酒より酒屋の酒」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
情けの酒より酒屋の酒
【読み方】
なさけのさけよりさかやのさけ
【意味】
口先だけの同情より、実際に役立つ金品などの援助の方がありがたいということ。
「情け」の「さけ」に「酒」を掛けた語呂合わせ。
「情けの酒より酒屋の酒」ということわざは、ただの言葉での同情や励ましよりも、具体的な助けや援助の方が実際に役立ち、ありがたいという意味を持っているんだよ。
なるほどぉ。要するに、「言葉だけの慰めより、実際に助けてくれる行動の方がええ」ってことやな。
ありがとっつて言うたり、気持ちを示すのも大事やけど、実際に手を貸してくれる人の方がずっと頼りになるってわけやね。
【語源由来】
同情の言葉より、酒をもらったほうがありがたいということから。
【類義語】
・思し召しより米の飯
・心持ちより搗いた餅
・情けは質に置かれず
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「情けの酒より酒屋の酒」の解説
カンタン!解説
「情けの酒より酒屋の酒」っていうことわざは、簡単に言うと、言葉だけの優しさや同情よりも、実際に役立つ援助や助けがずっとありがたいっていうことだよ。
たとえばね、友達が困っていて、「大変だね、頑張って!」って励ましてくれるのは嬉しいけど、それよりも「手伝うよ!」って実際に手を貸してくれる方がもっと助かるよね。このことわざはそんな感じ。言葉だけでなく、実際の行動や助けが大切ってことを教えてくれてるんだよ。
ちなみに、この「さけ」というのは、優しさや気遣いのことを指す言葉なんだよ。でも、「酒屋の酒」は実際のお酒のこと。だから、実物のお酒(実際の援助)の方が、言葉だけの優しさよりもずっといいってことを言っているんだね。
「情けの酒より酒屋の酒」の使い方
健太くんの元気が無いから、みんな心配しているわよ。
情けの酒より酒屋の酒だよ。
励ましてもらえるだけ幸せじゃないの。
励ましてくれる友人がいなくなったら終わりだね。
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「情けの酒より酒屋の酒」の例文
- 「大丈夫?」と聞いてくれるくらいなら、情けの酒より酒屋の酒というように資金援助をしてもらいたい。
- 激励の言葉では経営は立て直せない。情けの酒より酒屋の酒というが、言葉より札束だ。
- 情けの酒より酒屋の酒と思っているような人は結構心が強い人だから、きっと何とかなるさ。
- 「がんばれ」という励ましはいらない。情けの酒より酒屋の酒のごとく、問題を解決できる何かが欲しい。
- 金が物を言う世の中だから、情けの酒より酒屋の酒だろう。