「七度探して人を疑え」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
七度探して人を疑え
【読み方】
ななたびさがしてひとをうたがえ
【意味】
自分の物が見つからない時には、何度も良く探して、それでも見つからなかったら初めて人を疑いなさいといった意味です。
軽々しく人を疑わない、人を疑うのは最後の最後、といった戒めにも使われ、この場合の表現は探し物に限定されません。
しっかり自分で探して、それでもダメやったら、初めて人を疑うことを考えるんやね。人を疑う前に、まずは自分の行動を見直す、それがええってことやね。軽はずみに人を疑わず、きちんと事実を確認することが大事やな。
【語源・由来】
物がなくなるのは、大抵自分がちゃんとしていないからであって、自分が悪いことが多いですよね。人を疑う前に、まずは自分で何度も良く探しましょう、といった事に由来します。
【類義語】
十遍探して人を疑え
七度尋ねて人を疑え
七日尋ねて人を疑え
【対義語】
人を見たら泥棒と思え
【英語訳】
Search thoroughly for something lost before you suspect someone of stealing it.
Be on sure ground before you accuse somebody.
It searches 10 times and can suspect people.
「七度探して人を疑え」の解説
「七度探して人を疑え」ということわざは、物がなくなったり問題が起こったりした時に、すぐに他人を疑うのではなく、まずはじっくりと事情を調べるべきだという意味なんだよ。
この「七度」というのは、文字通りに7回探すという意味ではなくて、「何度も何度も丁寧に」っていう意味で使われているんだ。つまり、何かがなくなった時には、すぐに人を疑う前に、本当によく探して、自分で解決できないか考えるべきだっていうことなんだね。
たとえばね、家の中で大切なものが見つからない時に、すぐに「誰かが盗んだに違いない」と思うのではなく、まずは自分で何度も探してみることが大切なんだ。そうすることで、実は自分が置き忘れていただけだった、ということもあるからね。
このことわざは、「むやみに他人を疑わず、まずは自分でしっかりと調べることが大事だ」という教えを伝えているんだよ。他人を疑う前に、まずは自分でできることをするべきだってことなんだね。
「七度探して人を疑え」の使い方
「七度探して人を疑え」の例文
- ロッカーに入れてあったジャージが盗まれたって騒ぐ前に、まず良く探せよ。七度探して人を疑えって親から教わらなかったか?
- 七度探して人を疑えだろう、もっとちゃんと探してから周りの人間を疑いなさい。
- 盗まれたと騒ぐ前に何回も探すべきだよ。七度探して人を疑えと言うだろ。
- 私は子供のころからお母さんに、七度探して人を疑えって教わりました。
- 友達がお財布をなくしたと騒ぎ出して、挙句の果てには周りにいる友達を犯人じゃないかと疑いだしたので、七度探して人を疑えって言葉を知らないのかと言ってやった。