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【情けが仇】の意味と使い方や例文(類義語・対義語・英語訳)

情けが仇

「情けが仇」の意味(類義語・対義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
情けが仇

【読み方】
なさけがあだ

【意味】
他人に対し、少なからずの情けや好意を持ってしまったことが逆に良くない結果を招くという意味。

ことわざ博士
「情けが仇」ということわざは、良かれと思ってした同情や思いやりが、結果として相手にとって良くない結果を招くことを意味しているんだよ。
助手ねこ
あ、そやな。情けをかけたつもりが、結局は相手にとってええことにならへんかったってことやな。思いやりがあるのはええけど、時にはそれが裏目に出ることもあるってことや。良かれと思ってしたことが、意外と相手にとっては良くなかったりするんやね。

思いやりも、相手の立場に立ってよく考えなアカンってことや。やさしさも、相手がどう感じるかをちゃんと考える、それが大事やね。

【類義語】
・恩が仇
・慈悲が仇になる
・情けの罪科
・情けも過ぎれば仇となる
・始めの情け今の仇

【対義語】
・情けは人の為ならず
・人を思うは身を思う

【英語訳】
・The beggar pays a benefit with a louse.
・To bite the hand that feeds one
・Ungrateful person

The beggar pays a benefit with a louse.
beggar ➡ 物乞い・物貰い
pays ➡ (親切・恩義に)報いる・払う・支払いをする
benefit ➡ 利益・利益になるもの
with ➡ ~と一緒に
louse ➡ シラミ
直訳すると、「物乞いは恩をシラミで返す」になる。

bite the hand that feeds one
bite ➡ 噛む
hand ➡ 手
feeds ➡ 与える・餌をやる・養う
one ➡ 人
直訳すると、「食べ物を与えてくれる人の手をかむ」になる。

Ungrateful person
ungrateful person ➡ 謝の念を表さない人

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「情けが仇」の解説

カンタン!解説

解説
「情けが仇」ということわざは、思いやりや優しさが、結果として相手にとって良くない影響を与えることを意味しているんだよ。

たとえばね、誰かを助けようとして、その人が自分で問題を解決する力を身につける機会を奪ってしまったりすることがあるかもしれない。これは、思いやりのつもりでやったことが、実はその人の成長を妨げたり、依存させてしまったりすることを表しているんだ。

これは、「良かれと思ってしたことが、逆に相手に悪影響を与えることもある」ということを教えてくれるんだよ。だから、「情けが仇」と言われるときは、優しさや思いやりが必ずしも良い結果につながるわけではないということを意識する必要があるんだね。

このことわざは、「人を助けるときは、その人の自立や成長も考えないといけない」という教えを伝えているんだよ。優しさを示すことは大事だけど、その優しさが相手にとって最善かどうかも考えることが大切なんだね。

「情けが仇」の使い方

健太
友達の飼っている猫がね、肥満過ぎて自分で動くことができないんだって。
ともこ
え!?そんなになるまでなんで放置していたの?
健太
友達曰く、猫があまりにも可愛くて甘やかしていたんだって。
ともこ
それはまさに情けが仇だね。
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「情けが仇」の例文

例文
  1. 可愛いからといって、甘やかしていたら情けが仇となってかえってくるだろう。
  2. 同情で部下を助けたら、別の責任も押し付けられた。まさに情けが仇である
  3. 情けが仇というもので、むやみやたらに情けをかけてはいけない。
  4. 情けが仇になりたくないため、冷たいといわれても他人に同情しないことにしている。

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