「夏の虫氷を笑う」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
夏の虫氷を笑う
【読み方】
なつのむしこおりをわらう
【意味】
無知で見識が狭いこと。見識が狭い者が何も知らないのに偉そうに振る舞うこと。
「夏の虫氷を笑う」という言葉は、短い夏の期間しか生きられない虫が冬の氷を知らないで笑うような、見識が狭い人が何も知らずに偉そうに振る舞うことを指しているんだ。
なるほど、それはつまり、自分が知らんことを知ってるふりして大きな顔するってことやな。
例えば、夏の虫が冬の寒さや氷のことを知らずに「氷なんてないやろ」とか言ってるみたいな。要は、ちゃんと経験してないことや、知らんことについては、偉そうに言うべきじゃないってことやな。知らんことは知らんって素直に認めるのが大事やね。
夏の虫は氷を知らないので、氷を笑いものにする意から。
【類義語】
・井の中の蛙大海を知らず
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「夏の虫氷を笑う」の解説
カンタン!解説
「夏の虫氷を笑う」っていうことわざはね、短い経験や知識しかない人が、知らないことに対して勝手に意見を言ったり、馬鹿にしたりすることを指すんだよ。
例えば、夏にしか生きていない虫は、冬の氷っていうものを経験したことがないから、何が何だかわからない。でも、それを知らないで「氷って何だろうね?」って笑っているようなもの。つまり、知らないことを知ってる風に話すのは、ちょっとおかしいよねっていう意味があるんだ。
このことわざは、自分が知らないことについては、先入観を持たず、学ぶ姿勢を持つことが大切だと教えてくれるんだよ。
「夏の虫氷を笑う」の使い方
よく知りもしないのに、ネット上で偉そうに語る素人が多いよね。
見ず知らずの人を攻撃ならぬ口撃したりね。夏の虫氷を笑うみたいで、みっともないわよね。
自分の見識の狭さを披露するようなものだよね。
愚かよねー。
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「夏の虫氷を笑う」の例文
- 夏の虫氷を笑うように、彼は地球の周りを太陽が回っているんだよ。太陽の周りを地球が回るわけがない。」という。
- こんな狭い島国にいたら、夏の虫氷を笑うごとく見識が狭い裸の王様になってしまう。
- 始めて飛行機に乗って眼下の自分の住む街を見た時、夏の虫氷を笑うように僕も井の中の蛙だったと思い知った。
- 海外に出て、僕は夏の虫氷を笑うように傲慢だったと猛省した。
- 夏の虫氷を笑う人間にならないよう、幅広い分野の本を読む。