【ことわざ】
二足の草鞋を履く
【読み方】
にそくのわらじをはく
【意味】
両立しないような二種類の職業・任務を、一人で兼ねることをいう。
もともとは、あまり良い意味では使われない。
【語源・由来】
江戸時代に、ばくち打ちが岡っ引き(十手を預かり、同じばくち打ちを捕まえる)を兼ねることをいった。
【類義語】
・二足のわらじ
・二股膏薬
【対義語】
ー
【英語訳】
・Be engaged in two trades at the same time.
英語では、A man cannot serve two masters.(二君につかえることはできない。)ということわざがあります。
「二足の草鞋を履く」の使い方

健太くん、なにをそんなに怒っているの?

お父さんがサッカーシューズを買ってくれないんだ。
仲良しの友達が今度サッカーを始めるから、ぼくも一緒にやりたかったのに。
仲良しの友達が今度サッカーを始めるから、ぼくも一緒にやりたかったのに。

それは残念だったわね。
でも健太くんは野球をずっと続けているんだから、野球をもっともっと頑張れば良いじゃない。
でも健太くんは野球をずっと続けているんだから、野球をもっともっと頑張れば良いじゃない。

そっか!二足の草鞋を履くんじゃ、どっちもなかなか上達しなくなっちゃうかもしれないもんね。
「二足の草鞋を履く」の例文
- 彼女は会社務めをして働きながら、小説家になることを目指しています。
そんな二足の草鞋を履くような生活を、もう何年も続けているのです。 - わたしはこのダムの建設に反対する運動をしています。
しかしわたしの勤める会社が、ダムの建設事業に関連していることがわかった以上、もう二足の草鞋を履くことはできません。 - 周りは初め、彼が二足の草鞋を履くことに反対した。
しかし今では彼は世界的な映画監督の一人であり、一流のお笑い芸人でもあるのだ。 - 君が自分の会社を続けながらこの仕事も見て行くというのなら、ぼくはこの仕事からは手を引くよ。
そんな二足の草鞋を履くようなやり方で、成功できるような仕事ではないんだ。