【ことわざ】
似た者夫婦
【読み方】
にたものふうふ
【意味】
夫婦は、性格や趣味などが似ていくものだということ。
また、性質や好みの似たものが夫婦になっているということ。
【語源・由来】
『浮世風呂(式亭三馬が書いた滑稽本。当時の庶民の生活を、浴場を舞台に描いたもの。)』より
【類義語】
・類は友を呼ぶ
・破鍋にとじ蓋
・蓑(みの)のそばへ笠が寄る
・鬼の女房には鬼神がなる
【対義語】
ー
【英語訳】
・Couple something similar.
・Like attracts like.
「似た者夫婦」の使い方
健太くん、せっかくなのにごめんなさいね。
おばあちゃんたら家に着いた途端に「大事な用事があったの忘れてた。」って言って、慌ててとんで帰っちゃったのよ。
おばあちゃんたら家に着いた途端に「大事な用事があったの忘れてた。」って言って、慌ててとんで帰っちゃったのよ。
あれ?先日はおじいちゃんがゴルフの帰りに寄るんだってともこちゃん言ってたけど、来なかったよね。
おじいちゃんのゴルフはまだずっと先の話だったんだって!
おじいちゃんもおばあちゃんも二人して慌てんぼうで、似た者夫婦なの。
おじいちゃんもおばあちゃんも二人して慌てんぼうで、似た者夫婦なの。
「似た者夫婦」の例文
- マクベス将軍はマクベス夫人の叱咤に導かれるようにして、ダンカン王の暗殺を実行し王座に就いた。
だが似た者夫婦であるマクベスも夫人も、殺人の罪がそれぞれの心に重く圧し掛かり、次第に追い詰められていくのであった。 - 彼らの間で常に喧嘩が絶えないのは、むしろ似た者夫婦だからこそ、互いの悪いところが気になってしまう点にあるのかもしれません。
- 似た者夫婦のなせる業なのでしょう。両親はいつも二人で一緒に行動しています。
たまには離れて自由にしてみるのも大切だとアドバイスしても、滅多に行動を別にすることはありません。 - わたしは彼のしている活動に納得がいきませんでしたが、やはり似た者夫婦というんでしょうか、今はまさに、生前の彼と同じような活動をしています。
ぼくのお母さんがお菓子を焼いたから、お茶請けに持ってきたよ。