「飲む打つ買う」の意味
【ことわざ】
飲む打つ買う
【読み方】
のむうつかう
【意味】
酒を大量に飲み、賭け事をやり、女遊びをすること。
これは、昔から男性にありがちな悪い習慣として認識されてるんやな。けど、こういうことをやり過ぎると、健康や家庭に悪影響を及ぼすから、注意が必要やね。
「飲む打つ買う」の解説
「飲む打つ買う」という表現は、男性の一部に見られる伝統的な道楽の三大要素を指す言葉なんだよ。この言葉で言う「飲む」は大量に酒を飲むこと、「打つ」は賭け事をすること、「買う」は女遊びをすることを意味しているんだね。
この表現は、特定の文化や時代において男性が傾倒しがちな娯楽や道楽を指摘しているよ。これらの行為は、しばしば無責任な行動や健康、財政、社会的なリスクを伴うことから、否定的な意味合いで使われることが多いんだ。
「飲む打つ買う」は、特に自己制御を欠いたり、家庭や社会的責任を軽視するようなライフスタイルを象徴する言葉として用いられることがあるんだよ。このような行動は、個人の生活だけでなく、周囲の人々や社会全体にも悪影響を及ぼす可能性があるため、注意喚起の意味でも使われるんだね。
「飲む打つ買う」の使い方
「飲む打つ買う」の例文
- 道楽者の健太くんは、飲む打つ買うの三拍子揃い踏みだから結婚するのはやめた方が良い。
- 彼は若いころは飲む打つ買うでひどかったが、今では年相応に落ち着いた。
- ここら辺の土地はすべて我が家の物だったが、先代が飲む打つ買うで土地を売り払ってしまった。
- 飲む打つ買うと道楽にふけっても、やるべき仕事はしっかりやるのなら構わない。
- 聖職者なのに飲む打つ買うで、物臭坊主と呼ばれている。
「飲む打つ買う」の文学作品などの用例
人間てえものは腕がすこし出来て参りますと……どうも……そのヘヘヘ、ちっとばかり慢心致しまして、世話講釈の文句通りに飲む、打つ、買うの三道楽で、日本に居られなくなりましたので、一つ上海へ渡って、チャンチャンと毛唐の料理を習って一旗上げて遣ろうてんで、日清戦争のチョット前ぐらいで御座いましたか。上海へ渡るつもりで船へ乗りましたのが、間違って香港へ着いてしまいましたので(夢野久作のS岬西洋婦人絞殺事件より)