「暖簾を下ろす」の意味
【ことわざ】
暖簾を下ろす
【読み方】
のれんをおろす
【意味】
店を閉じること。
つまり、「今日の仕事を終わりにする」って意味や、もっと大きくて「もう商売自体を終える」って意味にも使われるんやな。暖簾を下ろすって、終了のサインを出すってことやね。
これは、「一区切りつける時」や「もうこれ以上続けられへんって時」に使う言葉やな。営業の終わりを告げるのも、事業を閉じるのも、それぞれの時の終わりや決断を示してるんやね。
【スポンサーリンク】
「暖簾を下ろす」の解説
カンタン!解説
「暖簾を下ろす」という表現には、二つの意味があるんだ。まず直接的な意味としては、店がその日の営業を終えて閉店することを指すよ。暖簾(のれん)は、店の入り口に掛けられる布の幕のことで、営業中は外に掲げられていて、営業が終わると下ろされるんだ。
もう一つの意味は、商売や事業を終えてしまう、つまり廃業することを意味するよ。この場合、「暖簾を下ろす」はもっと長期的な決断や変化を示していて、単にその日の営業が終わるのではなく、その場所での事業活動が完全に終了することを表しているんだ。
例えば、何年も続いた家族経営の店が閉店する時に、「暖簾を下ろす」と表現されることがあるよ。この言葉は、ただの閉店以上の意味を持っていて、何かを終える時の感慨深さや、長い歴史の終わりを示しているんだね。
「暖簾を下ろす」の使い方
あそこの蕎麦屋さんが、高齢になったことと後継者がいないという問題から暖簾を下ろすことにしたんだって。
それは残念ね。私がもう少し大人だったら、修行をしてあの出汁の味を受け継いだのに・・・。
そうだよね。何とかできないかなー。
とりあえず、店長さんが元気なうちはもう少しお店をやっていてもらえるようにお願いしてみるわ。暖簾を下ろすなんてもったいないもの。
【スポンサーリンク】
「暖簾を下ろす」の例文
- 村のみんなの社交の場になっていた駄菓子屋さんが、ついに暖簾を下ろすことになった。
- デパート業界の売り上げの低迷が原因で、50年以上愛されてきた我らの町の百貨店は、暖簾を下ろすことになりました。
- なんと跡を継いでくれるだって、お前の決断のおかげで暖簾を下ろさずに済むよ。
- テレビで遠くても行きたい温泉宿という特集の中で紹介され、宿泊客が増え、暖簾を下ろさずに経営を続けることが決まった。
- 原材料の高騰が続き、どんなに経営努力をしても利益を出せなくなってしまったので、暖簾を下ろすことにしました。
この言葉は、一日の仕事の終わりを告げる意味だけでなく、事業や活動を完全に終える、つまり閉店や撤退を示す場合にも使われるんだよ。