「能事畢る」の意味(出典)
【ことわざ】
能事畢る
【読み方】
のうじおわる
【意味】
やらなくてはいけないことはすべて終えたということ。


達成感を感じたり、あとは天に任せるしかないって感じる時に使う言葉やな。
【出典】
「易経」
「能事畢る」の解説
「能事畢る」という表現は、自分が行うべきこと、すなわち責任を持って果たすべき事柄をすべてやり遂げたという意味を持っているんだ。このことわざは、必要な仕事や任務が完了したときの達成感や、それ以上自分にできることはなく、あとは結果を待つしかないという状況を表しているんだよ。
「能事」とは、能力の及ぶ範囲内で行うべき事柄や、責任を持って完遂すべき仕事を指し、「畢る」は完了する、終えるという意味だね。たとえば、大きなプロジェクトが終わった後、すべての作業が完了して提出された時、あるいは試験や評価が終わった後にこの表現を使うことがあるんだ。
このことわざは、自らの責任や役割を全うし、必要なすべての努力を尽くした後の満足感や、それ以上のことはできないという諦めや受け入れの心情を表現しているんだね。それは、努力を尽くした後には、結果を待つことの重要性を教えてくれているんだよ。
「能事畢る」の使い方




「能事畢る」の例文
- 能事畢る、人事を尽くして天命を待つ心境だ。
- 恋も青春もあきらめて勉強に集中し、能事畢った。合格間違いなしだろう。
- やるべきことが山ほどあったのは昨日までの話。能事畢った!やり切った。俺、偉い。
- 能事畢って、プレゼン当日を待つだけだ。
- イベントの準備に追われる日々だったが、能事畢る。明日は晴れると良いな。
「能事畢る」の文学作品などの用例
劇作家は、人生を舞台の中に入れることを以て能事終れりとせず、舞台を人生の中に持ち出せと云ふのが私の主張です。(岸田國士の創作を志す若い人々により)























