「盗人の上前を取る」の意味(語源由来)
【ことわざ】
盗人の上前を取る
【読み方】
ぬすびとのうわまえをとる
【意味】
悪い人間にも上には上がいるということ。ひどく悪質なこと。
そうか、そういうことやな。つまり、「盗人からさらに盗むという、もっと悪質な行為」ってことやな。盗人すらもだますような、よりひどい行為を指してるんやね。
この言葉は、どんな悪人にも上を行くようなさらに悪い人がいるということや。悪いことをしても、それを上回る悪事があるってことを教えてくれてるんやな。悪人にも等級があるってことや。
【語源由来】
泥棒が盗んだものを一部かすめ取ることから。
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「盗人の上前を取る」の解説
カンタン!解説
「盗人の上前を取る」という言葉は、盗人が盗んだ物からさらに一部を盗むことを指し、特に悪質な行為や、悪人の間でも更に悪い行いをする者がいることを表すたとえなんだよ。
この表現は、もともとの犯罪行為(盗み)にさらに別の犯罪行為(盗み取ること)を加えることで、その行為の悪質さや、犯罪者の間にも階層や競争があることを示しているんだね。
たとえば、盗賊が盗んだ物品を、別の盗賊が盗むような状況は、一般社会の中の犯罪だけでなく、犯罪者の間にも上には上がいるということを示しているんだ。これは、悪行にも階級や競争があるという皮肉な現実を表しているんだね。
「盗人の上前を取る」ということわざは、犯罪の世界でも、より悪質な行為を行う者がいるという事実を示しており、どんな環境においても、さらに悪いことをする人がいる可能性があるという警告を含んでいる言葉なんだ。
「盗人の上前を取る」の使い方
犯罪が凶悪化しているね。
盗人の上前を取るように、さらに悪いことを考える人がいるのね。
悪いことを考える頭脳があるなら、人助けに使ってくれればいいのに。
本当にそうよね。
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「盗人の上前を取る」の例文
- 才能ある人には上は上がいるものだが、盗人の上前を取るように悪人にも上がいる。
- 犯罪を取り締まっても、盗人の上前を取るからきりがない。
- お年寄りをだますとは、盗人の上前を取る行為でひどく悪質だ。
- インターネットが普及して、盗人の上前を取るようにどんどん犯罪者は悪質になっている。
- 老い先短い老人をだますとは、盗人の上前を取る地獄直行間違いなしな犯罪だな。
これは、たとえ悪事を働く人であっても、それを超えるような更に悪質な行為が存在することを教えているんだ。