「屋漏に愧じず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
屋漏に愧じず
【読み方】
おくろうにはじず
【意味】
人が見ていない所でも恥ずべきことをしない。
「屋漏」は、室の西北の隅。家の最も奥まった暗い所。転じて、人の見ていない所の意。
「屋漏に愧じず」ということわざは、他人が見ていないところでも、恥ずかしい行為を避けるべきだ、という意味だよ。
ほんなこと言うと、他人が見てへんとこでも、恥ずかしいことはせんほうがええんやな。
みんなに見られてるからええことするんやなくて、自分の心がええから行動するってことやな。見られてないからってズルしたりせんように、心の中からちゃんとしたことをやるんが大切やな。
【出典】
「詩経」
【類義語】
・暗室を欺かず
【スポンサーリンク】
「屋漏に愧じず」の解説
カンタン!解説
「屋漏に愧じず」っていうことわざはね、誰も見ていない場所でも、恥ずかしいことをしないようにしよう、っていう意味だよ。
想像してみてね、自分の部屋の中で、誰にも見られていないと思って、ちょっとズルいことをしたとする。でも、その部屋の屋根が漏っていて、雨水がしみてくる。その雨水がまるで自分を見ているように思えて、ちょっと恥ずかしくなるかもしれないよね。そういう感じで、このことわざは、人の目がないところでも、自分が恥ずかしいと思うようなことはしない方がいいよ、って教えてくれているんだ。
だから、このことわざは、自分の行動に対して誠実であることが大切だっていう教えを伝えているんだよ。例えば、宿題をする時に、答えを見ないで自分で考えて解くこと。誰も見ていなくても、正しいことをすることが大切だっていうことを教えてくれているんだよ。
「屋漏に愧じず」の使い方
健太くん。偉いわね。毎日ゴミ拾いをしているの?
屋漏に愧じずを心がけているんだ。
誰も見ていない早朝に誰にも評価されないのにゴミ拾いをするなんて感心だわ。
徳を積んではやく解脱したいんだ。
【スポンサーリンク】
「屋漏に愧じず」の例文
- 人の上に立つ者こそ屋漏に愧じずであるべきなのに、彼は禁煙の場所でタバコを吸い、吸い殻をポイ捨てしていた。
- 人が見ていなくても神様は見ている。屋漏に愧じずで道に背くことはしない。
- 屋漏に愧じずの姿勢で常日頃から清く正しい行動をしているので、盗撮されても平気だ。
- 死ぬ瞬間に屋漏に愧じずだったと自信をもって思えるなら、必ず天国に行けるだろう。
- 彼の屋漏に愧じずの態度に、多くの人々は感化された。