【ことわざ】
三遍回って煙草にしょ
【読み方】
さんべんまわってたばこにしょ
【意味】
休むことを急いであと回しにしないで、念には念を入れて落ち度のないように気をつけようというたとえ。
【語源・由来】
・昔、夜回りの人が念のために三回夜回りをしてから、休憩の煙草を吸おうとしたことが由来とされている。
・江戸版「いろはかるた」のひとつとされている。
【類義語】
・念には念を入れよ
・浅い川も深く渡れ
・石橋を叩いて渡る
【英語訳】
Measure three times before cutting once.
意味は同じだが、「三遍」を「三回」「三度」とするのは誤り。
江戸版「いろはかるた」とは、いろは47字に「京」という文字を加えた48文字をを頭字として、ことわざやたとえを集めたかるたのこと。
「以呂波加留多」と書く。
内容は、江戸や大阪、尾張(現在の愛知県西部付近)などで異なっていて、地方の特色がある。
「以呂波加留多」と書く。
内容は、江戸や大阪、尾張(現在の愛知県西部付近)などで異なっていて、地方の特色がある。
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「三遍回って煙草にしょ」の使い方
今日は放課後に掃除がきちんと終わったか、確認しなきゃいけないんだ。
そうなの?大変ね。
友達とサッカーの約束をしているから、早く遊びに行きたいのに!
しっかり確認して、仕事を終わらせた方がいいわよ。
三遍回って煙草にしょよ。
三遍回って煙草にしょよ。
「三遍回って煙草にしょ」の例文
- 作業が終わったと思ったけれど、三遍回って煙草にしょというから、もう一度点検しよう。
- 早く遊びに行きたいけれど、お母さんに頼まれたお手伝いをしっかり終わらせた。三遍回って煙草にしょだ。
- 会議に使う書類を作っていて、完璧だと思ったけれど三遍回って煙草にしょというから、もう一度確認をしよう。
- 疲れたから早く休みたいけれど、三遍回って煙草にしょというから、戸締りの確認をしてこよう。