「左官の垣根」の意味(語源由来・対義語)
【ことわざ】
左官の垣根
【読み方】
さかんのかきね
【意味】
専門外のことはうまくいかないこと。
例えば、コックが急に歌手になろうとしたら、歌のうまさは普通の人と変わらへんかもしれへんってわけや。得意なこと、専門のことを大切にせなあかんってことやな。このことわざ、よくわかるわ~。
【語源・由来】
壁を塗る左官が、畑違いの垣根づくりをしてもうまくできないことから。
【対義語】
・餅は餅屋
「左官の垣根」の解説
「左官の垣根」っていう言葉は、得意じゃない、慣れていない仕事をすると、上手くいかないことを表しているんだよ。例えば、壁を塗る専門の人、それを「左官」と言うんだけど、この左官さんが普段やらない、例えば垣根を作る仕事をしたら、やっぱりうまくできないんだよ。だから、得意じゃないことや、経験がないことをすると失敗するっていう意味で使われる言葉なんだ。
ちなみに、「左官」というのは壁を塗る職人のことを言うんだけど、昔からこの名前が使われていて、大切な場所の修理で、木の仕事をする人たちと一緒に働くことが許されていたんだよ。でも、「左官」という文字は、実はこの意味とはちょっと関係ない文字を使っているんだよ。
「左官の垣根」の使い方
「左官の垣根」の例文
- 弁護士に税務を頼んでもだめだよ。左官の垣根で、法律には詳しいけど税理士に頼んだ方が確実だ。
- 素人が作った設計図は、一見お洒落でも難だらけだ。左官の垣根というが、建築士に理想を伝えて図面を引いてもらった方が良い。
- 費用の節約のためにDIYをしてみたが、左官の垣根だった。
- 左官の垣根でうまくいかないから、やっぱり餅は餅屋だな。
- 門外漢に頼んでも左官の垣根となり、時間とカネが余分にかかる。
つまり、専門外のことをすると、素人同然になってしまい、うまくいかないことを指しているんだ。