「三界に家無し」の意味(類義語)
【ことわざ】
三界に家無し
【読み方】
さんがいにいえなし
【意味】
ひろい世界のどこにも落ち着ける場所がないということ。
「三界」は、欲界・色界・無色界からなる衆生の世界。仏教では「三界は安きこと無し」「三界に家無し」などといい、「三界」が衆生全般にとって安住の場であり得ないことを説いた。
「女は三界に家なし」の形で使われ、安住の場がない意味が転じて、女性な不安定な地位を表すようになった。
「三界に家無し」ということわざは、この広大な世界のどこにも安心して身を置くことができる場所がない、という意味があるんだよ。
ええっ!? それはつまり、どこに行ってもホッとする場所が見つからへんってことやな。
世の中には、自分だけの居場所って難しいこともあるんやな。何処に行っても、心の中に居場所を見つけなアカンってことやろか。めっちゃ深いな、これは。
【類義語】
・女に定まる家なし
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「三界に家無し」の解説
カンタン!解説
「三界に家無し」っていう言葉は、どこに行っても自分だけの居場所や安らぎを感じる場所がない、という意味を持っているんだよ。
「三界」というのは、仏教で言うと「欲界」「色界」「無色界」の三つの存在する領域や世界を指しているんだ。それぞれの世界は、私たちが住んでいる物質的な世界や精神的な世界を表しているよ。この言葉を使って、「三界に家無し」と言うと、これらの全ての世界に、自分の本当の居場所や心が安らぐ場所がないと感じていることを表現しているんだね。
たとえば、どこに行っても居心地が悪い、自分だけが浮いているように感じる、という時にこの言葉を使うことができるよ。
「三界に家無し」の使い方
女性は三界に家無しっていうから結婚したくないな。
結婚したら名字も奪われるもんね。
なんで男性の名字になるのが主流なんでしょうね。
名字の変更手続きだけでも大変そうだよね。
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「三界に家無し」の例文
- 戦前まで女性は三界に家無しだったが、大分改善された。
- ただでさえ三界の火宅なのに、三界に家無しはさらにつらい。
- 三界に家無しになるのは嫌なので、就職してすぐにマンションを購入した。
- 自立した女になり、三界に家無しにならないように努力する。
- 非正規雇用なので、雇用は不安定だし実家に帰ると「結婚はまだ?」と言われるし、家なんて買えるわけもなく、三界に家無しだ。