【ことわざ】
猿も木から落ちる
【読み方】
さるもきからおちる
【意味】
どんな名人でも、たまには失敗をすることがあるということ。
【語源・由来】
木登りが上手な猿でも、ときには誤って木から落ちることがあるということから。
【類義語】
・河童の川流れ
・弘法にも筆の誤り
・孔子の倒れ
・釈迦も経の読み違い
・天狗の飛び損ない
・上手の手から水が漏れる
・千慮の一失
・竜馬の躓き
【対義語】
・愚者も一得
【英語】
The best cart may overthrow.(最上の馬車でも転覆することがある)
英語の声:音読さん
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「猿も木から落ちる」の使い方
あ〜ん。やっちゃった…
どうしたの?
オーブンでおやつのケーキを焼いていたら、焦がしちゃったの。
へ〜、珍しいことも有るもんだね。料理上手のともこちゃんが失敗するなんて、猿も木から落ちるだね。
「猿も木から落ちる」の例文
- 体育の先生が跳び箱のお手本を見せているときに、手がすべって怪我をした。猿も木から落ちるだね。
- オリンピック金メダリストの彼が鉄棒を失敗するなんて、猿も木から落ちるだ。
- まさかクラスで成績一位の君が不合格なんて、猿も木から落ちるだったね。
- 料理上手な君が、味付けを失敗するなんて、猿も木から落ちるだよ。
- 運動が得意な僕がリレーで転ぶとは、まさに猿も木から落ちるということだ。
【注意!】間違った例文
❌「ぼくの学校の体育の先生は、サッカーは上手だけれど野球は下手で、よく三振する。猿も木から落ちるだね。」
この使い方は間違い。「猿も木から落ちる」は、もともと得意でないことを失敗することには使わないので注意。