【ことわざ】
細工は流流仕上げを御覧じろ
【読み方】
さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ
【意味】
物事のやり方はいろいろあるのだから、やり方についてあれこれ言わずに出来上がった結果を見てくれということ。
【語源・由来】
「流々」はさまざまな流儀があるという意味。
「細工」は、手先を使った細かい作業でものを作ること。
【類義語】
細工は流々仕上げが肝腎(肝心)
【英語訳】
I know what I am about .
The end crowns the work.
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「細工は流流仕上げを御覧じろ」の使い方

健太くん、ここは、こうやって解いた方が・・・。ああ、違うって。

ともこちゃん、珍しく僕がやる気になって勉強をしているのに、口を出し過ぎだと思うんだけど。細工は流流仕上げを御覧じろっていうじゃない。一問解き終わるまで見ていてよ。

ああ。そうよね。ごめんなさい。

さあ、できた。答え合わせをしてちょうだい。
「細工は流流仕上げを御覧じろ」の例文
- 必ず僕のやり方でコンクールで入賞するから、お母さんは、細工は流流仕上げを御覧じろのように黙ってみていて。
- 子供の作品なんだから、口を出してはだめだよ。細工は流流仕上げをご覧じろ、自由に作らせてあげないといけないよ。
- 学校の授業で、絵をかくとき、先生がいろいろ口を出すので、細工は流流仕上げを御覧じろと画用紙に大きく書いた。
- 家を建てているところに施主が、毎日顔を出し口も出すので、思わず細工は流流仕上げを御覧じろといってしまった。
- 細工は流流仕上げを御覧じろとあるように、必ず良い結果を持ってくるので、黙って僕に時間と経費をください。
まとめ
学校の図工の授業で、先生が絵に口を出すものだからみんな同じ顔をして歯を磨いている絵がずらっと壁に貼られている光景をよく見る。美術館に連れて行くなど、よいものに触れることは大事だが、細工は流流仕上げを御覧じろというように、描く瞬間は自由であるべきだと思う。