「三寸の轄」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
三寸の轄
【読み方】
さんずんのくさび
【意味】
欠くことのできない物事の要のこと。
「轄」は、車輪が車軸から抜けるのを防ぐ留め金。
あー、なるほど。例えば、小さな部品が一つでも欠けてたら、大きなマシンが動かなくなっちゃうみたいなことやな。
大事なのは、見た目の大きさじゃなくて、その役割や重要さやね。ちっちゃくても、めっちゃ大切なものもあるんやな。これ、物事の中心を見極めることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
車輪が外れないように車軸にさしてある短いくさびは、小さくてもこれがなければ車は走らないことから。
【出典】
「淮南子」
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「三寸の轄」の解説
カンタン!解説
「三寸の轄物」っていう言葉は、小さいけどとっても大事なもの、っていう意味なんだよ。
例を考えてみようね。車輪ってあるじゃない? その車輪がちゃんと動くためには、ちっちゃな「くさび」が必要なんだ。この「くさび」は、車輪が飛び出さないようにする大切な役目を持っているんだよ。でも、この「くさび」は実はとても小さいんだ。約9センチくらいしかないよ。「三寸」っていうのがその9センチを表しているんだ。
だから、この言葉は、見た目は小さくても、とっても大切な役割を果たしているものっていうことを教えてくれるんだよね。みんなが見過ごしがちな小さいものでも、それがないと大きなものがちゃんと動かない、ということを思い出させてくれる言葉なんだよ。
「三寸の轄」の使い方
サラリーマンは、会社の歯車のようなものなんだよね。
部品の一つで取り換えがきく大したことのないものってこと?でも、三寸の轄だと思うわ。
必要不可欠な存在ってこと?
社員が使えないと考える上司こそ使えないのよ。誰一人として無駄な人間はいないわ。
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「三寸の轄」の例文
- 彼がいないとどんな仕事も回らないので、彼は三寸の轄だ。
- 健太くんのような誠実で真面目な社員は希少で、三寸の轄といえる。
- 小さくても大切な役割を果たす三寸の轄のような存在でありたい。
- 取るに足りないもののように見えても、実は三寸の轄でなくてはならない。
- 三寸の轄ともいうが、それがないと始まらないんだ。
三寸の轄は小さなモノだけど、それを使って大きな物事を動かすことができる。つまり、小さな要素でも、それがとても重要であることを示しているんだよ。