「蝉雪を知らず」の意味とは?(語源由来・出典)
【ことわざ】
蝉雪を知らず
【読み方】
せみゆきをしらず
【意味】
識見が狭いこと。
「蝉雪を知らず」っていうことわざは、自分の知っていることが少なくて、世の中の広い範囲のことを知らない状態を指しているんだよ。分かりやすく言うと、「いろんなことを知らないで、自分の知っている範囲だけで考えること」を指しているんだね。
例えば、自分が住んでいる町しか知らなくて、他の町のことを全く知らないような感じだよ。だから、いろんなことを学んで、知識を広げることが大事だっていう意味があるんだよ。
【語源・由来】
蝉の成虫の地上での命が夏の七日間なので、冬の雪を知らないことから。
【出典】
「塩鉄論」
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「蝉雪を知らず」の解説
由来を簡単に説明!
「蝉雪を知らず」の由来は、夏に生まれた蝉が冬の雪を経験しないことをいうよ。これは自分が経験したことだけを知っているという状態を表しているんだよ。たとえば、君が夏休みにだけ海に行ったことがあるとして、それだけで海はいつでも暖かいと思うかもしれないけど、実は冬の海はすごく寒いんだよ。だから、自分の経験だけでなく、他の情報も学んで知識を広げることが大事だよという意味があるんだよ。
「蝉雪を知らず」の使い方
ともこちゃんはいろんなことを知っているね。
健太くんは経験不足で蝉雪を知らずね。えり好みせずにいろんな経験を積んだ方が良いわよ。
好き嫌いが激しくて、経験に偏りがあるんだよね。
蝉雪を知らずだと社会に出て苦労するわよ。
「蝉雪を知らず」の例文
- 本を読まない健太くんは、蝉雪を知らずで知識が浅く狭い。
- 蝉雪を知らずな君には新聞を読むことをお勧めするよ。
- 首相の息子は悪い人間ではないが、蝉雪を知らずだから公用車で買い物したり、首相官邸で悪ふざけをする。
- 蝉雪を知らずな彼は、自分が正義だと信じて疑わない。
- 彼は蝉雪を知らずなので、狭い視野でしか物事を判断できない。