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「川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す」の意味とは?(語源由来・出典)
【ことわざ】
川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す
【読み方】
せんえんふかくしてぎょべつこれにきし、さんりんしげればきんじゅうこれにきす
【意味】
善政が行われるところには自然と人々が集まるということ。
「川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す」っていうことわざは、とっても良い状況や環境があれば、人々は自然とそこに集まってくるっていうことを教えてくれてるんだよ。
わかりやすく説明すると、公園で遊んでいて、すごく面白そうな遊具があるところにはみんな自然と集まるよね。それと同じで、うまく運営されているところや、みんなが満足しているところには、人々も自然と集まってくるよ。
これは、良い環境を作ることが、人々を集めるためにとっても大切だっていうことを教えてくれる言葉なんだよ。
【語源・由来】
川の水の深い所には自然に魚が集まり、山の木が茂れば鳥獣が寄り合う意から。
【出典】
「荀子」
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「川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す」の解説
由来を簡単に説明!
「川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す」は、自然の中での生物の振る舞いを表していて、それは私たち人間の世界にも当てはまるよ。具体的に言うと、川が深いところには魚が集まり、山が茂っているところには動物が集まるという意味だよ。
魚が集まる深い川のように、人々は良い環境や機会があるところに集まるんだよ。そして、動物が集まる木々が茂った山のように、私たちは自分にとって最高の状況を求めて行動するということだね。
この言葉は、中国の古代の哲学者荀子の著作から来ているよ。
「川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す」の使い方
日本は子供が生まれず高齢者は亡くなるばかりで、人口が減る一方なんだよね。
世界的に見ると人口は増えているのにね。
川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰すというから政治がだめなんだろうな。
人が集まりたくなるような善政をしないと税収がなくなるわ。
「川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰す」の例文
- 過疎化が進む地域は、川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰すというように住民目線の政治をすれば人が集まってくる。
- 日本の政治家は心を入れ替え、川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰すような投票に行きたくなるような政治をすべきだ。
- 善い政治を行えば、川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰すごとく人は集まり、おのずと優秀な人材も集まる。
- 人がついて来てくれないと嘆くリーダーは、無能であることを自覚していない。川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰すように、有能な人のもとには人が集まり、自然とついてくるものだ。
- 川淵深くして魚鼈之に帰し、山林茂れば禽獣之に帰すように人が集まるか否かは、政治や政治が作り出す環境次第だ。