「しゃべる者に知る者無し」の意味(類義語)
【ことわざ】
しゃべる者に知る者無し
【読み方】
しゃべるものにしるものなし
【意味】
おしゃべりな者は、よく知りもしないでしゃべっていることが多いということ。
「しゃべる者に知る者無し」というのは、よく話す人はその内容を深く理解していないことが多いという意味の言葉なんだ。
ああ、それってよくある話やな。たくさん喋る人って、なんかそれでいかにも詳しそうに見せかけてるけど、実はそんなに知識があるわけちゃうってことか。
パッと見はすごい知識人みたいに見えても、話を深く聞いてみたら、あんまりちゃんとしたこと言ってへんこともあるんやな。喋りすぎて中身が薄いって、案外多いんやろなあ。
【類義語】
・知る者は言わず言う者は知らず
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「しゃべる者に知る者無し」の解説
カンタン!解説
「しゃべる者に知る者無し」というのは、口が軽くてよくしゃべる人は、実はその話のことを深く知っているわけじゃないことが多いっていう意味のことわざだよ。
たとえば、誰かがずっとおしゃべりしていて、「あの人は何でも知ってるんだね!」と思うかもしれないけど、実はその人が話していることが全部本当かどうか、ちゃんと調べたり、深く考えたりしているかはわからないんだよね。だから、本当に物事をよく知っている人は、必要なときに必要なことだけを話すもので、いつもたくさんしゃべっている人は、話の中身が薄いことがあるってことを、このことわざは教えてくれているんだ。
だから、誰かがたくさん話をしていても、その話がほんとうに正しいかどうかは、自分でよく考えたり調べたりすることが大切だね。
「しゃべる者に知る者無し」の使い方
健太くんはよくしゃべるな―。
口から先に生まれたんだよ。
しゃべる者に知る者無しっていうけど、健太くんもよく「知らんけど」って言うわよね。
知らんけど、うろ覚えでも教えたくなるじゃない。
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「しゃべる者に知る者無し」の例文
- よくしゃべる人は軽薄で、しゃべる者に知る者無しという。
- 得意気に知っていることを披露する人に限って浅い知識だったりするから、しゃべる者に知る者無しだ。
- しゃべる者に知る者無しというから、おしゃべりな彼の言うことは話半分に聞いた方が良い。
- しゃべる者に知る者無しで、得意気なわりに大した話はしていない。
- 専門家は能ある鷹は爪を隠すようにあまり知識をひけらかさない。しゃべる者に知る者無しのように、識見がないものほどよくしゃべる。