「至言は言を去る」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
至言は言を去る
【読み方】
しげんはげんをさる
【意味】
最高の言葉は、言葉を発することを捨て去った無言の中にある。いかに巧みな言葉でも、口に出すうちは最高の言葉とはいえない。徳の高い人物は無言・無為で人を感化するということ。
実際、何も言わないけど、その存在感や行動で周りの人を感動させる人もおるしな。言葉よりも、その背後にある心や思いが大事やってことやね!
【出典】
「荘子」
【類義語】
・多言は一黙に如かず
「至言は言を去る」の解説
「至言は言を去る」っていう考えは、本当にすごくて深い言葉や考えは、実は言葉にしなくてもその存在感や力で人々に影響を与えることができる、という意味なんだよ。
簡単に言うと、真の知恵や深い考え、すごい力を持っているものは、たくさんの言葉で説明しなくても、その存在だけで人々を引きつけたり、感動させたりすることができるんだ。
例えば、とっても賢いおじいちゃんやおばあちゃんがいて、その人が何も言わなくても、ただその人の近くにいるだけで、なんだか落ち着いたり、学びたくなったりする感じ。言葉をたくさん使わなくても、その人の態度や行動、存在そのものが人々に大きな影響を与えるんだよ。
この考えは、言葉だけでなく、行動や存在そのものがとっても大切だっていうことを教えてくれるんだね。たくさん話すことがすべてじゃなくて、どんなにすごいことを言ったとしても、それを実践していないと意味がないってこと。逆に、言葉を使わなくても、自分の行動や態度で人々に影響を与えることができるってことなんだよ。
「至言は言を去る」の使い方
「至言は言を去る」の例文
- 至言は言を去るのが理想形なのに、日本の政治家はよくしゃべる。
- 無口な彼は、至言は言を去るように弟子に大切なことは何かその背中で伝える。
- 至言は言を去るというから余計なことは言わない。
- 外国に行き言葉の壁にぶつかったが、至言は言を去るように言葉にせずとも伝えられることを知る。
- 言葉で伝えられても、結局言外の意味は本人にしか分からない。至言は言を去るといい、無言の内に伝え切ることができる。