「四海を家とす」の意味(出典)
【ことわざ】
四海を家とす
【読み方】
しかいをいえとす
【意味】
政治を執り行うものは天下を家とし、国民を家族と見なすということ。また、住所不定のこと。
住む場所にこだわらず、どこでも自由に生きる感じか。世界が広いけど、その中で自分は自由に動けるって感じのことわざやね。わかりやすいな!
【出典】
「漢書」
「四海を家とす」の解説
「四海を家とす」という言葉は、どこでも自分の家のように感じられる、またはどこにでも住むことができるという意味を持っているんだ。
昔、天子というのは中国の皇帝のことを指していて、彼は自分の国を家のように考え、国民全員を家族のように扱っていました。だから、この言葉はその考え方からきているんだよ。
「四海」というのは、四方を囲む海を指す言葉で、ここでは広大な世界や天下全体を意味しているんだ。だから、この言葉を使うと、どこにでも住むことができる、またはどこに行っても自分の家のように感じられるという意味になるよ。
例えば、旅行が大好きで、いろんな国や場所に行ってもすぐに馴染むことができる人を指して、「四海を家とす」という表現を使うことができるんだ。つまり、どこでも居心地が良く、住所に縛られない自由な生き方をする人のことをこの言葉で表現することができるよ。
「四海を家とす」の使い方
「四海を家とす」の例文
- 兄さんは、四海を家とすのごとき生活をしているので連絡がつかない。
- 僕は世界中を旅し四海を家とするから、手紙は僕には届かないよ。
- 聖人君主は四海を家とするので、家族である国民を苦しめるようなことはしない。
- 四海を家とすることで、国民目線の政治を行い天下泰平の世にすることができる。
- 捕まった容疑者は、四海を家とす無職の男だった。