「真金は鍍せず」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
真金は鍍せず
【読み方】
しんきんはとせず
【意味】
本当に才能がある人は肩書などで飾り立てる必要がない。
「鍍す」は、めっきする。
「真金は鍍せず」ということわざは、本物の金は表面を飾る必要がないのと同じように、真の才能を持つ人は、外見や肩書きなどの装飾に頼る必要がないということを表しているんだよ。
へー、なるほどやな。つまり、「本物の才能は、外見や肩書きで飾る必要がない」ってことやな。純金みたいに、本物の価値や才能は、そのままで光って見えるんやな。
飾り立てたりせんでも、その人の良さや能力はちゃんと周りの人に伝わるってことかいな。自分の本当の力を信じて、ありのままでいることの大切さを教えてくれてる言葉やね。
【出典】
「李紳」の「章孝標に答う」
【語源・由来】
純粋な金はめっきする必要がない意から。
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「真金は鍍せず」の解説
カンタン!解説
「真金は鍍せず」ということわざは、純粋な金はメッキ(鍍金)する必要がないことから来ているんだよ。この言葉は、真に価値のあるものや本物の才能は外見的な飾り付けや装飾がなくてもその価値が自然と認められる、という意味を持っているんだね。
ここでの「真金」とは、純粋で本物の金のこと。本物の金はそのままで光り輝いていて、表面を他の金属で覆う必要がないんだ。同じように、「鍍せず」というのはメッキや装飾をしないこと。つまり、本物の才能や価値は、外から見ても明らかで、特別な装飾や飾り付けをしなくても、その価値が人々に認められるというわけだよ。
たとえば、本当に優れた芸術家や科学者は、その才能や成果が自然に人々に認められるため、肩書きや外見的なステータスで自分を飾る必要はないんだ。
このことわざは、内面の価値や実力の重要性を強調していて、外見や表面的なものに頼らずに、本当の才能や実力を持つことの大切さを教えてくれる言葉なんだね。
「真金は鍍せず」の使い方
日本人は肩書にこだわるね。
自分に自信がないんでしょうね。
真金は鍍せずというから、自信があれば肩書にこだわらないね。
肩書をたくさん並べた名刺を持っている人は小人物ということよ。
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「真金は鍍せず」の例文
- 真金は鍍せずというが、店だってミシュランに星をもらわなくてもおいしい店は客が分かってくれる。
- 聖人は肩書に頼らずとも存在感があり、真金は鍍せずだ。
- 真の力を備えている人ならば、真金は鍍せずというように飾り立てる必要はない。
- 無能な人ほど飾り立て、優秀な人ほど真金は鍍せずというように自分の力だけで勝負する。
- 素材が良い人は、真金は鍍せずのごとく化粧をしなくてもきれいだ。