「薪水の労」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
薪水の労
【読み方】
しんすいのろう
【意味】
炊事などの日常の労働。転じて、人に仕えて骨身を惜しまず働くこと。
へー、そうなんやな。つまり、「薪水の労」ってのは、日々の小さな仕事や雑務に一生懸命取り組むことを言うんやな。炊事などの家事から、他人のために色々な小さな仕事をすることまで含んでるんやね。
大きな仕事だけじゃなく、日々のちっちゃな労働も大事ってことを示してる言葉や。どんな仕事でも、一生懸命やることの価値を教えてくれてるんやな。
【出典】
「昭明太子」-「陶淵明伝」
陶淵明が県令として単身赴任した時、郷里にいる子に下男一人を送りそれに添えた手紙の中のことば。
【語源・由来】薪を採り水を汲む労働の意。
【類義語】
・薪を取り水を汲む
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「薪水の労」の解説
カンタン!解説
「薪水の労」という表現は、梁の昭明太子の「陶靖節伝」に由来する言葉で、もともとは炊事などのための薪や水を運ぶような日常的な労働を指しているんだよ。
この言葉は、ただ薪や水を運ぶという単純な作業だけではなく、広く人に仕えたり、日々の雑務や地味な仕事に精を出したりすることを意味するようになったんだね。つまり、日常生活で必要とされる基本的な作業や、他人のために献身的に働くことを「薪水の労」という言葉で表現しているんだ。
たとえば、家庭での掃除や洗濯、料理などの家事や、職場での細かい事務作業なども、「薪水の労」と言える。これらの仕事は地味で目立たないけれど、とても大切であり、日々の生活を支える重要な役割を果たしているんだ。
「薪水の労」は、そうした目立たないけれど必要不可欠な労働や、他人のために尽くす精神を称える言葉として使われるんだね。日常生活を円滑にするための地道な努力を表す言葉なんだ。
「薪水の労」の使い方
勤労感謝の日がもうすぐね。
頑張る人が報われる日?僕のことかな?
薪水の労にいそしむお母さんやサラリーマンのお父さんに感謝する日よ。
なんだ。残念。
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「薪水の労」の例文
- 僕はしがない薪水の労をとる一介のサラリーマンです。
- 母さんの薪水の労に報いるために、今日から朝ご飯は僕が作る。
- 退職時、長年の薪水の労を社長自らねぎらってくれた。
- 両親の薪水の労のおかげで、僕は学校に通えることを忘れてはいけない。
- 勤続30年の薪水の労に感謝して、金一封を渡す。
この表現は、特に大きな仕事ではなくても、日々の小さな労働に精を出し、それを惜しまない姿勢を示しているんだね。