「塩辛を食おうとて水を飲む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
塩辛を食おうとて水を飲む
「塩辛食うとて水の飲み置きする」「明日食う塩辛に今日から水を飲む」「無用の水の飲み置き」ともいう。
【読み方】しおからをくおうとてみずをのむ
【意味】
手回しがよすぎて役に立たないこと。物事の順番が逆になること。
あー、それは言い換えると、「考えすぎて逆に手間になっちゃう」やな。塩辛を食べる前に水を飲むって、実際は後で飲む方がええのに、前もってやっちゃうってことか。
要は、物事の順番を間違えると、かえって面倒になるってことやな。ちゃんと考えて、物事の順番を守ることの大切さを教えてくれる言葉や。
【語源・由来】
塩辛を食べるとのどが渇くからと、食べる前に水を飲む意から。
【類義語】
・夕立のせぬ先に下駄はいて歩く
・小舟の宵ごしらえ
・暮れぬ先の提灯
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「塩辛を食おうとて水を飲む」の解説
カンタン!解説
「塩辛を食おうとて水を飲む」という言葉は、ちょっと変な順番で物事を進めちゃって、それが逆に面白おかしくなることを表しているんだよ。また、ちょっと先を見越しすぎて、おかしな行動を取っちゃうことの例えとしても使われるんだ。
例えばね、塩辛っていうのは、結構しょっぱい食べ物なの。だから、それを食べると喉が渇くんだよね。でもこのことわざでは、実際に塩辛を食べる前に、「あとで喉が渇くだろうな」と考えて、先に水を飲んじゃうっていう状況を想像するんだ。
つまり、ちょっと早とちりして、変な順番で事を進めてしまうことを笑って表現しているんだよ。物事をするときは、ちゃんと順序やタイミングを考えるのが大切っていう教えも含まれているよ。
「塩辛を食おうとて水を飲む」の使い方
トイレットペーパーが手に入らなくなるかもしれないと考えたおじいちゃんが、大量にトイレットペーパーを買い占めたんだ。
塩辛を食おうとて水を飲むというやつね。
しかも買い過ぎて部屋が一つ占領されて、家が手狭になってしまったんだ。
愚かだわー。まさに塩辛を食おうとて水を飲むね。
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「塩辛を食おうとて水を飲む」の例文
- 心配性のともこちゃんは、塩辛を食おうとて水を飲むことが多い。
- 親が先回りして塩辛を食おうとて水を飲むようでは、子供は失敗できず成長しない。
- 彼の遠足の準備は、塩辛を食おうとて水を飲むようで全天候に対応できるようになっているが無駄になるだろう。
- 塩辛を食おうとて水を飲み徒労に終わる。
- 毒蛇に噛まれたらその薬を飲むべきなのにもう飲んだの?塩辛を食おうとて水を飲むだな。
このことわざは、塩辛を食べる前に、その後の喉の渇きを予想して水を飲む行為から来ているよ。